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中島啓太は初めての韓国「辛い物が苦手なので…」

◇国内男子◇シンハンドンヘオープン 事前(6日)◇クラブ72CC・オーシャンコース(韓国)◇7204yd(パー72)

中島啓太河本力、日体大の先輩後輩の仲良しコンビは、シンハンドンヘの大会記者会見に呼ばれ、他の選手よりひと足早く韓国の地を踏んでいた。先週「フジサンケイクラシック」(4位)の試合が終わってすぐに移動し、翌月曜日(4日)には韓国入り。ともにプライベートでも訪れたことはなく、初めての韓国だった。

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記者会見が行われたソウル市街の印象を中島に聞くと、「日本みたいでキレイな街だなという印象でした。見た目の雰囲気も似ているし、気候も同じように暑いので、そのあたりも似ていますね」といつもより口数が多くなったのは、異国の地に来た高揚もあるのだろうか。

普段から先輩の河本と焼肉を食べに行っている中島だが、昨日は本場の韓国料理を前にして「辛い物が苦手なので、ちょっと難しいところがあります…」と、コチュジャンソースなど辛いものはよけて食べた様子。それでも「デジカルビ?でしたっけ、豚肉のやつはおいしかったです。あと冷麺も食べました」と、うれしそうに、昨日食べた夜ご飯を振り返っていた。

「フジサンケイクラシック」では、金谷拓実に首位の座を明け渡したものの、「(順位が)逆転してしまいましたけど、これから全部の試合に出るわけじゃないので、こういうこともあるだろうと思っています。むしろ休んだ次の試合を集中して戦い、しっかりと賞金王を狙っていきたい」と途中経過はまったく気にしていないようだ。

それも、「ショットの調子は悪くないですし、パットも先週からヘッドを替えて悪くなかった」と自身の調子の裏付けがあるからこそ。先週はコーチのガレス・ジョーンズ氏も来日して試合に帯同していたが、「アドバイスは特になかったです。久しぶりに会ってコミュニケーションを取れただけでも良かった」と、いまの中島にはコーチもあれこれと言うことがないのだろう。

もちろん韓国では試合も初経験となるが、コースの印象を聞くと、「フェアウェイも広くて、グリーンも大きくて柔らかい。伸ばし合いになるのは間違いない」と、先週の深いラフ、速いグリーンとのギャップを感じているようだ。

「無駄なボギーを打たないように、まずは予選カットを意識して戦いたいです。ラフはほとんどないような感じだし、グリーンも止まってくれるので、グリーン上でしっかり勝負できるようにパーオンを意識してプレーしたい」。今週もまた、「中島」の名前はリーダーズボードの上にきっと来るだろう。(韓国・仁川/服部謙二郎)

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