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えんじ色のシャツを身にまとい 早大生アマ中野麟太朗「こんなにうれしいことはない」

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 最終日(3日)◇富士桜CC(山梨)◇7424yd(パー70)◇晴れ(観衆2008人)

5度目のレギュラーツアーで初めて進んだ決勝ラウンド。同じ2日間36ホールの予選ラウンドと比較しても、アマチュアの中野麟太朗(早大)にとってどの試合よりも濃密な時間だった。最終日は8位スタートから「72」とスコアを落とし、15位で終わったものの「この中でプレーできたことが何よりも財産ですね」という言葉に実感がこもる。

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大学カラーのえんじ色のシャツは、応援に駆けつけてくれることが決まっていた早大ゴルフ部の仲間と話し合って決めた。「いいですね、チームメートって。大学、早稲田に入って、チームメートに出会えてホントに良かった」。スタート前から胸がいっぱいになりそうな1日は、始まってからも刺激的で喜びの連続だった。

「きのうの自分をホントに褒めたいですね」と冗談めかしたのは、3日目「69」の好スコアによって中島啓太今平周吾とのペアリングが実現したから。連戦、それも最終日になってもブレない中島のショット、ピンチを切り抜ける今平のショートゲーム…。「自分がこれから一番成長させていきたい部分を、きょう回った2人のプロは持っていた。課題が多すぎて、これからちょっと大変ですけど、こんなにうれしいことはないですね。“正解”を示してくれるプロが目の前で…。ごちそうさまです(笑)」。感謝しながらプレーを必死に目に焼き付けた。

「日本アマ」覇者の肩書きを証明するように、プロも手を焼くハードセッティングでアマとしてはただ一人の予選通過。1番から土手の上にあるラフに打ち込んでもパーを拾い、3番では2人のプロに先んじてバーディを奪った。長いパー3の4番も切り抜け、上位を目指せる手応えを感じた直後、5番で1Wショットが大きく左に飛んだ。「さすがにOBまで行くとは…」。それでもティイングエリアに走って戻って打ち直し、ボギーに収めた粘りこそ19歳の底力だ。

プロ転向のためツアーの予選会(QT)を受験する場合は、早くても2年後と明言。「自分が(すぐ)プロになるとしたら、レギュラーツアーで勝つプランしかない。金谷拓実さん、中島啓太さん、蝉川泰果さん…。そういう感じで行くのが理想ですね」。大学のリーグ戦を挟み、4週後には「バンテリン東海クラシック」(愛知・三好CC西コース)、さらにその2週後には「日本オープン」(大阪・茨木カンツリー倶楽部西コース)が待っている。(山梨県河口湖町/亀山泰宏)

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