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石川航「遼の弟」に加わった意識 自己最高8位発進

◇国内男子◇横浜ミナト チャンピオンシップ ~Fujiki Centennial~ 初日(3日)◇横浜CC(神奈川)◇パー71(7231yd)◇晴れ(観衆1452人)

きょうのプレーを振り返って? トレーニングは? 体重は…?ホールアウト後のインタビューで、報道陣から「お兄さん」のフレーズが出たのは17問目でやっとだった。初日3アンダー8位は石川航(わたる)にとって、キャリア最高のスタート。兄の石川遼の存在を差し置いて、好プレーへの質問が相次いだ。

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プロ生活は実質2年目。日体大を卒業した昨年は最終予選会進出に失敗し、QTランク256位というのが現在のステータスだ。推薦出場などのチャンスを待つ身で、時間をかけて鍛錬に励む。トレーニングと食事を充実させ、体重はアマ時代から10kg近く増量し76kgになった。

体が大きくなったことで1Wの飛距離は15ydも伸びて300ydに到達。横浜CCの短いパー5を「短いクラブで狙えるようになったのは成果」だと思える。前半4番、6Iで2オンに成功して2パットバーディを決め、その後も順調にスコアを伸ばした。「マネジメントを迷った」16番では、ティショットを3UTでフェアウェイをとらえ、8Iでピンそば1.5mにつけてこの日5つ目のバーディを奪った。

兄に向けた幼い頃からのリスペクトの大きさは、言葉では言い尽くせない。一方で最近、新たな意識も芽生えている。「僕と同世代の選手がツアーを引っ張っている。彼らを尊敬しています。身近に良い選手がいっぱいいる」。河本力は大学時代の同級生、中島啓太は1学年下の後輩。他大学の金谷拓実は1つ上、蝉川泰果平田憲聖は1つ下…。

日体大時代ではチームを引っ張ったが、「僕は大学の試合で優勝争いをしたことがほとんどなかった。『大学の試合でこんな(成績)じゃ、プロになってもぜんぜんムリじゃん』って思っていた」とプロ入り当時の心境は希望に満ちていたわけではなかった。

「でも、大学で上位だった選手がいま、(ツアーで)上位に来ている。だったら『しょうがないな、そういうことだったんだな』と」。兄とは違う道で得てきた仲間たちの存在も、いまは心の拠り所になった。(横浜市保土ケ谷区/桂川洋一)

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