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「大、想定外!」の岩崎亜久竜 欧州ツアーは苦難の道?

◇国内男子◇横浜ミナト チャンピオンシップ ~Fujiki Centennial~ 事前情報(2日)◇横浜CC(神奈川)◇パー71(7231yd)

日本ツアーに本格参戦した昨年、岩崎亜久竜は約9600万円の賞金を稼いだ。ランキング3位の資格でDPワールドツアー(欧州ツアー)に主戦場を移した今季はここまで、正直言って赤字だ。獲得賞金は欧州で1万2985ユーロ(約204万円)、日本で約185万円。財布のことを思うと「想定外…“大、想定外”!」と冷や汗が出る。

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欧州では10試合に出場して予選通過はわずか3回。直近で決勝ラウンドを戦ったベルギーでの「ソウダルオープン」も72位と低迷した。好成績を出せないいら立ち、焦り…。さぞや心が荒んでいる…と思いきや、25歳は「楽しいです。行かないと分からないことばかりで、自分のゴルフにとって貴重な体験ばかり」と軽やかに言う。

日本とも米国とも違う、欧州ツアーの特徴は毎週異なる国でプレーする点にある。気候にコース、コンディション。「意外とコースも狭かったり、風がすごかったり、ラフも長かったり…毎回、違う」と適応能力こそがモノを言う。「選手もキャディさんも頭が良い人が多くて、シンプルに試合に向けた調整がうまい。毎週対応しているところにすごさを感じます」。もちろんコースから一歩外に出れば、それぞれの土地にそれぞれの言語や文化がある。

低迷し、途方に暮れそうなシーズンで心の支えになっているひとつが先輩の存在。「川村(昌弘)さんがいなかったら、心が折れてます」と笑う。あらゆる国でプレーしてきた旅人ゴルファーの話を聞くたびに「いつか、やれる」と思える。和食が好き。慣れない食生活の合間に、英国で火鍋のチェーン店に連れて行ってもらった。「一番おいしかった。日本で鍋をやっているみたい」と気持ちが晴れた。

一時帰国中に黒宮幹仁コーチのレッスンも受け、連戦でズレが生じたスイングを修正しているところ。今大会終了後に離日し、出場機会が巡ってきそうな北アイルランド(ISPS Handa ワールド招待)、チェコ(D+D レアル チェコマスターズ)、スイス(オメガ ヨーロピアンマスターズ)に飛ぶつもり。日本でなら“稼げる”確率が高そうなことは分かっていても、大陸に足が向く。「ヨーロッパは『行きたい』と思った時に行けないですから。やってみたいです」。選んだ道に後悔はない。(横浜市保土ケ谷区/桂川洋一)

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2023年 横浜ミナト チャンピオンシップ ~Fujiki Centennial~



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