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今季“4セット目”のクラブがフィット 武藤俊憲が「全英」争いに参入

◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 3日目(27日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)◇7461yd(パー72)◇晴れ(観衆1764人)

2日目を終えて2アンダー33位。“裏街道”のインコースから出た武藤俊憲が1イーグル8バーディ、3ボギー「65」とチャージをかけて通算9アンダーの8位に浮上し、有資格者を除く上位4人に与えられる「全英オープン」出場権争いに加わった。

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ミズノ契約のホストプロとして期待を背負うなか、最終ホールでは水野明人社長が自らお出迎え。「だからボギーを打ったんです(笑)」と冗談めかした言葉からも、契約10年目の強い信頼関係がうかがえる。

2020-21年シーズンに手放した賞金シード復活を目指し、QTランキング2位から巻き返しを図る45歳。4月の開幕戦「東建ホームメイトカップ」以来の予選通過とともに上位に加わり、「ミズノオープンに間に合ってよかった」と安堵した。「正直、ゴルフが楽しくなかった」と長く不調が続き、一つひとつ原因をつぶしながら試行錯誤を続ける日々。「何が違っているのかを探すには、クラブを替えるのが一番早い」と開幕戦から何度もクラブを入れ替え、「4セット目のクラブ」で今週を迎えていた。

アイアンは前週から「ミズノプロ 223」を投入。それまで使っていた軟鉄鋳造の「JPX 921 TOUR」から、硬度が高く弾きの強いヘッドにチェンジした。ロフトを立たせる調整も施し、シャフトは「体はまだ振れる。ちょっと(クラブに)甘えすぎたかな」との気づきもあってフレックスSからXに硬く設定。アイアンの変更に伴い、ボールも「スピンが入るように」とタイトリスト「プロ V1」から「プロ V1x」に変更。一新したギアがかみ合い、好プレーにつながった。

「急にモヤモヤが晴れるとは思っていないけど、いいゴルフができるようになってきた。ミズノに入って10年目。迷惑をかけたので頑張らないと」と気が引き締まる。2012年大会では2位に入って「全英オープン」行きを決めた。11年ぶりの再現へ望みをつなぎつつ、「行けたときに、頑張ります」と自らにプレッシャーをかけすぎずに臨む最終日。きょうはボギーフィニッシュとなった分、最後は社長にカッコいいところを見せて締めくくりたい。(岡山県笠岡市/谷口愛純)

武藤俊憲のクラブセッティング>
ドライバー:ミズノ ST-Z 230(9.5度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD PT(重さ60g台、硬さTX)
フェアウェイウッド:プロギア RS(3番15度)
ユーティリティ:ミズノ ST-Z 230(19度)
アイアン:ミズノ ミズノプロ 223(4番~PW)
ウェッジ:ミズノ ミズノプロ S18(50度、54度)、タイトリスト ボーケイ SM9(60度)
パター:スコッティキャメロン PHANTOM X T9
ボール:タイトリスト プロ V1x

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2023年 ~全英への道~ミズノオープン



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