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「日本オープン」3位の“敗北感”を糧に アマ杉浦悠太が4打差を追う

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 3日目(1日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7062yd(パー71)

39位で決勝ラウンドに進んだアマチュアの杉浦悠太(日大4年)が6バーディ、ノーボギーの「65」をマーク。スコアを伸ばし合う展開で上位に食らいつき、首位に4打差の11位で最終日を迎える。

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レギュラーツアーは3位に終わった2022年「日本オープン」以来の出場。東北福祉大4年だった蝉川泰果が95年ぶりの大会アマチュア優勝を果たしたが、杉浦も並み居るプロを押しのけて大健闘した。

しかし、充実感より、悔しさが募った。1学年上の蝉川との差。「今までなら十分に満足できる順位だったけど…3日目にすごいプレーを見せられて、自分にはまだできないなと。順位よりもそこに目がいった」と回顧する。2サムで同組となった3日目、蝉川は「63」を出して独走、首位に立った。9打差まで引き離された。

「日本オープン」は悔しさと同時に、自分の中で大きな変化を生んだ。「攻めなければいけない。ツアーで難しいセッティングだからと安全なほうに行っていると、なかなかビッグスコアにつながらない。パターが上手な選手ならともかく、僕はまだそのレベルに行っていないので、とにかく攻めること」。この日もリスクを避けながら攻めを意識し、スコアを落とさずバーディを量産。後半4番では20ydからチップインバーディを奪うなど、強みとするアプローチも光った。

首位から4打差に17人がひしめく混戦で迎える最終日。その中にいる。「可能性があるところまでこられたと思う。伸ばさないといけない立場は変わらないので、今日のように攻めてバーディを狙っていきたい」。悔しさを晴らす。変わった自分を見せる。絶好の機会が巡って来た。(三重県桑名市/塚田達也)

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