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久常涼は主戦場の欧州ツアー最優先「獲りたい目標にだけ向かって」

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 事前(29日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7062yd(パー71)

今季からDPワールドツアー(欧州ツアー)を主戦場にする久常涼が一時帰国し、国内ツアー新シーズンの開幕戦に出場する。多くの選手が2023年の初戦を迎える中で、久常はすでに欧州やアジアで7試合をプレー。この3週間もケニア、南アフリカ、香港と渡り歩き、前週土曜日(25日)の夜に帰国したばかりだ。

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「ようやく時差ボケも治ってきたし、体調は大丈夫」と言うものの、「疲れています」と本音もこぼれる。世界を巡るハードスケジュールが続く中でも「楽しくできている」と笑顔で話せるのは、充実したシーズン序盤戦を送れているから。昨年11月に開幕した2022-23年シーズンは8試合に出場して2度のトップ3入り。年間ポイントランキングは23位につけ、「すごくいいスタートが切れていると思う」とうなずいた。

ルーキーシーズンで目指すのは、ランク上位50人が進出できる11月の最終戦「DPワールド ツアー選手権 ドバイ」への出場だ。国内ツアーは「たぶん数試合しか出られないと思う」と話し、2年連続で保持してきた賞金シードの喪失も覚悟している。「もちろんシードは残したいけれど、どれもこれもは現実的に難しいと思うので、自分のしっかり獲りたい目標にだけ向かっていけばいいと思っている」と固い決意を示した。

欧州ツアーでは優勝争いも経験し、初タイトルは「自分が良いプレーをすればチャンスはあると思う」とイメージできる距離感にある。「ヨーロッパのレベルは高いけれど、気後れせず、自信も失わずにプレーはできている」と話す20歳の言葉はなんとも頼もしい。

今年は、地理的に欧州から近い国々で開催されるアジアンツアーの優先度も高めている。「ツアーを問わず優勝したい。勝つために頑張っていきたいです」という望みには、もちろん国内ツアーも含まれる。優勝すれば2年シードを手にでき、来季以降の出場権の確保も可能だ。

「もちろん日本の芝はやりやすいけれど、いつも地面の硬いところばかりでプレーしてきたので、またアジャストしなくてはいけない難しさはある」と海外転戦が続く久常ならではの課題を警戒しつつ、まずは目の前の一戦に向けて全力を尽くす。(三重県桑名市/塚田達也)

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