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「本当にうれしい。最高」 5年ぶりVに導いた賞金王の“クラッチショット”

◇国内ツアー対抗戦◇Hitachi 3Tours Championship 最終日(11日)◇大栄カントリー倶楽部(千葉県)◇3625yd(JGTO)、3417yd(PGA)、3261yd(JLPGA)=9ホール(パー37)

今季を締めくくる3ツアー対抗戦。最終ホールで見せ場を作ったのは、男子ツアーの賞金王、比嘉一貴だった。

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パー4の9番は295yd(JGTO)と、1オンも狙えるセッティング。今季のドライビングディスタンスが315.74ydと断トツの河本力が放ったティショットは、グリーン右横のバンカーに飛び込んだ。その時点で2位につけていたJLPGAチーム(山下美夢有菅沼菜々)とのリードはわずか1打。リードを保って逃げ切らないとJLPGAに優勝をさらわれるというプレッシャーのかかる場面でも、マネーキングは冷静だった。

ピンまで約30yd。砂と一緒にフワリと打ち出されたボールはスピンがかかり、ピンそば30cmにピタリ。ウィニングパットを沈めて拳を握った河本は「比嘉さんのうまさや強さ、メンタルから技術から何まですごく上手だった。比嘉さんのおかげで勝てたと言っても過言ではないくらい」と9ホールをともに戦ったパートナーを称賛。今季、史上初めてアマチュアで2勝を挙げた蝉川泰果も「比嘉さんのバンカーショットを見て(優勝を)確信した。スゴイと思ってめちゃくちゃボルテージが上がってうれしかった」と対抗戦初出場での初優勝を喜んだ。

シーズン中はライバルでも、この日は心強い仲間。終盤戦まで比嘉と賞金王のタイトルを争った星野陸也は「(午前の)前半に比嘉さんとペアを組んで、素晴らしいゴルフをされていた」と1学年上の“先輩”をたたえ、「若手のトップが集まってチーム一丸となって頑張ってくれたのが優勝につながった」と勝因を分析。桂川有人も「比嘉さんのうまさと強さが分かるバンカーショットだった」と異口同音に褒めちぎった。

チームメートから次々に称賛された比嘉は「褒められて気持ちいい。メンバーにはいつかごちそうしたい」と照れ笑いを浮かべ、「初めてこういう団体戦に出させていただいて、このメンバーがいたからこそ、というのもあったし、一年間、一緒に戦ってきたメンバーだからこそ最後は力を合わせて勝てた。本当にうれしい。最高」。4勝を挙げて初の賞金王に輝いたシーズンを、最高の勝利と満面の笑みで締めくくった。(千葉県成田市/内山孝志朗)

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