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「楽しむ、って何ですか?」 ジュニアレッスンで笹生優花が教えたいこと

小学生のグループと一緒にハーフターンで戻って来たとき、見ていた保護者が「お友達どうしみたいですねえ」と笑った。「ゴルフはいろんな人とつながれる」。小学5年生と身長について言い合う笹生優花が言うと、なんだかとても説得力がある。

10日(土)、笹生が初めて自身主催のジュニアレッスン会を開いた。小学5年から中学3年まで39人が集まり、練習場でレッスンを行った後、参加者は18ホールのストロークプレー競技を実施。子どもたちのラウンドは2、3ホール見たら戻ってくる予定だったのに、気づいたら1日中コースを駆け回っていた。

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イベントのタイトルは「MEET&GREET」。会って話すことを主旨に「ゴルフの楽しさを知ってほしい」と開催し、競技後は懇親会を開いて質疑応答も行った。

「試合の前は何を考えていますか?」-「何も考えていないです(笑)。試合中は考えることが多いから、音楽を聴いているだけ」。「メディテーション(集中)はどうしたらいいですか?」-「なんですかね、寝てます。リラックスできることをしています」。シンプルで率直な答えに笑いが起きることもしばしば。一人ひとりの悩みや疑問にじっくり向き合った。

技術やプレーに関する質問が多い中、「いつもインタビューで言っている“楽しむ”って、どういうことですか?」と飛んできた。これが、笹生が一番伝えたかったことでもある。「どこに住んでいようと、どこでプレーしようと、ゴルフを通してつながれる。友達になって会話して、ゴルフには、ゴルフだけじゃない楽しさがある」。自身は8歳でゴルフの魅力に取りつかれ、腕を磨くためにフィリピンに渡航。海外を転戦しながら出会ったいろいろな人との時間が、ますますゴルフを魅力的にした。

「ゴルフは、いろいろな人とつながれる、というのを伝えたかった」と、スコアやスイングの良し悪しだけが全てじゃない。「楽しいと思えるものが違うスポーツでも他の仕事でも、その気持ちを忘れないでいてくれたらいいなって、思います」。何歳になっても、将来ゴルファーになってもならなくても、ここで感じた楽しさを忘れてほしくないと思った。だから、あえて毎週、口にする。「あしたも楽しんでプレーしたい」。(編集部・谷口愛純)

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