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来年は“米5勝キャディ”とタッグ 17歳・佐藤快斗の小さな野望

◇国内男子◇カシオワールドオープン 初日(24日)◇Kochi黒潮CC(高知)◇7335yd(パー72)

13番のダブルボギーでトップから陥落したが、キャディを務める兄が「あと5ホール、やり抜こう」と応援してくれた。アマチュアの佐藤快斗(埼玉栄高2年)はプロの試合がこれが3戦目。ずっと兄がバッグを担いでくれたが、来年は米ツアー5勝のキャディとのプレーが決まっているのだ。

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「ずっと予選落ちだったら申し訳ないので…」と苦笑いを漏らした。前年の本大会で初めてプロツアーの舞台を踏み、今年10月の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」にも出場したがどちらも予選落ち。「コースは知っているので、絶対に予選は通りたい」と意気込んでやってきた今大会で堂々の3位発進を決めた。

今年の「関東ジュニア」、「日本ジュニア」でともに2位に入った実力者で、今月出場したジュニアの大会で大きなチャンスをつかんだ。松山英樹のツアー5勝(通算8勝)をサポートした進藤大典キャディが発起人の大会「進藤大典ジュニアトーナメント」で優勝し、来年「ASO飯塚チャレンジド」の出場権を獲得。さらに、当週は進藤キャディ自らがバッグを担ぐというオマケつき。「しっかり試合で結果を残してから行きたい」と気合を入れた矢先の好スタートだった。

ショットのコントロール性が持ち味の17歳は、前半で4連続を含む5バーディを奪って一時はトップに立った。後半は1Wショットが曲がりだし、13番(パー4)でOBに入れてダブルボギー。それでもなんとか持ち直し、2つ獲り返して8バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「67」をマークした。

「あしたも、守りに入ることなくしっかり狙ったところに打っていきたい」と笑う顔には自信がのぞく。来年は、胸を張って名キャディにバッグを預けられそうだ。(高知県芸西村/谷口愛純)

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