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今季未勝利の木下稜介が6位で週末へ 夕食時の石川遼の言葉響く

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 2日目(18日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7042yd(パー71)

前夜の宮崎市内、同い年の2人は名物の地鶏をつついていた。木下稜介は前週「三井住友VISA太平洋マスターズ」での石川遼の3年ぶりの勝利を祝いながら、自身の近況にも話を巡らせた。国内メジャーを含む2勝を挙げ賞金ランク3位で終えた昨季から一転、今年は勝利に見放されている。

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さらなる飛躍を求めて試行錯誤を続ける日々がもどかしい。シードは安泰だが、「強い選手は毎年勝つ」という理想に近づけていない。「予選ラウンドが良くて、決勝ラウンドになるとスコアが伸びない」のも不満。9月半ばからトップ10入りがなく、20代前半の「恐れを知らない」選手たちの勢い、強さを肌で感じている。

石川の言葉が胸に響いた。「焦る部分が自分でもすごくあったんですけど、遼もその気持ちを分かってくれた。『やっぱり目の前の一打に集中して最高のプレーをするしかない』と。やっぱり(自分の)最高のプレーをしていれば、良い結果がついてくるのかな」

4アンダー5位から出たこの日は、前半のうちに“また”悪い流れを呼び込みかけた。2バーディを奪った直後の15番から2連続ボギー。続く17番(パー3)、第1打を左に曲げた後で3パットを喫してダブルボギーにした。

「切れてしまっていた」気持ちをなんとか繋いだのは18番(パー5)。2オンを狙ったショットはピン手前4mをとらえ、折り返し直前に2パットバーディを決めて挽回した。「1番、2番のバーディにつながった」とその後、猛チャージ。「この年になると失敗のイメージが重なって、20代前半の頃の勢いがなくなったと自分でも感じる。そこは難しい」と言う31歳の「69」のつくり方、7バーディ3ボギー1ダブルボギーはなかなか若々しい。

首位に3打差の通算6アンダー6位につけても、安心する様子はなかった。「若手で、すごく良い選手が来ているので、いつの間にか力が入る原因になったりもする。意識していないと言っても、負けたくないし意識している部分があるかも」。中堅世代のゴルフの向き合い方を、課題の週末も模索する。(宮崎市/桂川洋一)

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