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中島啓太がプロ初の予選落ち 「楽しめていない」ものとは

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 2日目(18日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7042yd(パー71)

フェアウェイセンターを突き進んだショットであっても、中島啓太は行方を不安そうに見送っていた。3オーバー76位から1バーディ、1ボギーの「71」では巻き返せず74位。9月のプロ転向から6戦目にして初めて予選落ちを味わった。

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ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ9月「パナソニックオープン」でのプロデビュー後、トップ10入りは5位だった「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」だけ。その試合も内容は不満だった。この日も「ティショットがフェアウェイに行っても、なんでフェアウェイにボールが落ちているか分からないというか…」。歯切れ悪く、うつむいた。

前半8番、2打目をピンサイドの左バンカーに入れ、ボギーを叩いた。「外してはいけない」エリアへのミスはダメージが大きい。

21歳は静かに、そして丁寧に語る。「前だったら例えば、106ydの距離を56度のウェッジでスピンコントロールをしていた。それが今は試合だとできない。60度でフルスイングをして飛ばしたりして(合わせて)いる」。そんな状態が続いて2カ月半。「やりたいことができていないので、試合を楽しめていないというか。もちろん試合は好きだし、大事なんですけど、ボールを操ることを楽しめていない」と心境を吐露した。

前夜、ナショナルチームのコーチのガレス・ジョーンズ氏とメッセージをやり取りした。恩師からは「これから(キャリアは)何十年も続いていく。深く考え、パニックにならないように。まだ始まったばかり」と背中を押された。

悪い成績も注目されるのは、これまでたくましく歩んできた道があるからこそ。「もちろん予選は通らなきゃいけない。ただ、言い方が合っているかわからないけれど、予選落ちにふさわしいというか。そういう内容のゴルフを、特にきのうはしてしまった」と反省した。現状では次週の「カシオワールドオープン」が中島にとってシーズン最後の試合。「ティショットはきょう悪くなかった。もっと思い切り、ゴルフを楽しめるように」と顔を上げた。(宮崎市/桂川洋一)

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