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18番の会心イーグルも…石川遼は出遅れの30パット

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 初日(17日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7042yd(パー71)

数少ない見せ場は折り返しの18番(パー5)にあった。右ラフからの2打目。「ちょっと沈んでいた」というライで3UTのフェースを開き、目の前の木を越える高さを出した。狙い通りの弾道は、グリーン左奥に切られたピンに向かって転がり、カップをかすめて奥1mにピタリ。「パターよりもラインが出ていたかも」というショットを見せた。

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会心のイーグルはこの日に記録した4つのボギーの痛手を軽減するもの。「2、3mくらいのパットで結構苦労した」と30パットを喫したグリーン上でのプレーを悔やんだ。優勝した前週「三井住友VISA太平洋マスターズ」での太平洋クラブ御殿場コース(静岡)よりもスピードは落ちるが、今週は傾斜地に切られたカップが多く、感覚的にはいっそう曲がる印象だという。

「5、6mくらいの距離でカップ2、3個分曲がる感じだった」御殿場から、「2mのパットでも平気でカップ2個、3個分と曲がる」宮崎へ。後半7番(パー5)では3パットのパーどまり。8番で残り136ydの2打目をピンそば30㎝につけてバーディを奪った直後、最終9番をボギーフィニッシュにした。

「良いところも悪いところもあったけれど、ボギーが多すぎたかなと思います」と「72」、1オーバー62位での出遅れを受け止める。「入る確率が高いパッティングができていなかった。自分が悪すぎたので、しっかり良くしていきたい」。8位に入った前回出場の2020年は初日71位から2日目以降「67」を続けた。今年は首位と7打差から巻き返しを図る。(宮崎市/桂川洋一)

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