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「狙う」ためのウェッジ5本構成 石川遼の3年ぶりVクラブ

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日(13日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

2019年「日本シリーズJTカップ」を最後に遠ざかっていたタイトルを石川遼が手に入れた。21歳の蝉川泰果を3打差2位から追い、同じ最終組で「69」で回った星野陸也とのプレーオフを2ホール目で制した。ロングゲームの改善を求めてスイング改造を続ける中、フェアウェイからでもラフからでも、ウェッジでチャンスを作り続けた。

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今年3月の国内初戦「東建ホームメイトカップ」で、キャリアでも異色の14本構成を披露した。通常のアイアンは5番から8番までの4本。9番はロフト43度、PWを48度と表記されたモデルに替え、ウェッジを5本体制にした。

「8番と9番(43度)の距離の差があり、8番の仕事が増えている。安定した力感になるにはもう少し時間がかかるけれど、番手は選びやすくなった」と半年かかって、それぞれが手になじんできたところ。狙いは、「この5本を持ったら2打で上がる」という強い意志を自らに宿すためだった。

PGAツアー在籍時から苦楽をともにしたキャロウェイの担当者・島田研二氏が、このセッティングを依頼されたのは春先のこと。「石川選手は150yd以内の距離は、ピンを狙っていけるクラブを持ちたかった」と話す。

「実際には9番、PWあたりは(ウェッジではなく)アイアンの方がミスは出にくく、簡単でしょう。それでも彼は狙っていくイメージを出したかった。かなり細かい距離感の違いにこだわっていた。調整を重ねるあいだ、『3yd飛ばないように』だとか『もう2ydだけ飛ばしたい』と言ったような注文がありました」

確かに石川が想定する5本のウェッジの“適正距離”は実に細かい。それぞれフルショットで、「43度は146yd、48度は135yd、52度は122yd、56度は109yd、60度は97yd」と、数字をすらすら口にした。

<最終日のクラブセッティング>

ドライバー:キャロウェイ ローグST MAX LS(ロフト10.5度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD CQ(重さ60g台、硬さX)
フェアウェイウッド:キャロウェイ ローグST トリプルダイヤモンドT(3番14度)
ユーティリティ:キャロウェイ APEX UW(19、23度)
アイアン:キャロウェイ APEX TCB(5~8番)
ウェッジ:キャロウェイ プロトタイプ(43度)、JAWS FORGED(48、52、56度)、JAWS RAW(60度)
パター:オデッセイ TRI-HOT 5K THREE
ボール:キャロウェイ クロムソフト X

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