「三井住友VISA太平洋マスターズ」最終成績
2022年 三井住友VISA太平洋マスターズ
期間:11/10〜11/13 場所:太平洋C御殿場コース(静岡)
蝉川泰果はプロ2戦目の最速優勝ならず「周りを見過ぎた」
◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日(13日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)
蝉川泰果のプロ初勝利はお預けとなった。後続に3打差をつけて首位から出たルーキーはグリーン上でミスが相次ぎ1バーディ、5ボギー1ダブルボギー。自身4回目の最終日最終組でのプレーは後半、星野陸也と石川遼を追う展開に終始し、通算4アンダーの8位に終わった。
<< 下に続く >>
スタートホールで膨らんだ期待は、直後にしぼんでいった。1番で右ラフからの2打目をピンそば1mにつけてバーディ発進。2打目でピン奥4mをとらえた2番でさらに勢いづくかに思われたところで、3パットボギーを喫した。
「良いバーディスタートだったけれど、そこから短いパーパットを外してしまった」。続く3番(パー5)、ピン右から再び3パットのボギーでリードを失い、ペースを同じ最終組の先輩プロ2人に譲った。後半突入時こそ首位で3人並んだが、13番でボギー。16番では第1打を左に曲げたのをきっかけにダブルボギーをたたいた。
「76」はアマチュアとして出場した4月「関西オープン」最終日の「77」に次ぐ今季2番目の悪いスコア。「僕は周りを見過ぎたなと。優勝スコアや、自分の流れが悪くなったときに自分のプレーを見失っていたり。一打、一打、集中していくことができていなかった」と反省した。
1999年の日本ゴルフツアー機構(JGTO)発足後、2013年の松山英樹以来となるプロ2戦目での最速優勝を逃し、「良いところにいたのにもったいなかった」と残念がった。次週の「ダンロップフェニックス」以降もリベンジの機会は山ほどある。(静岡県御殿場市/桂川洋一)