襟足もスッキリ。石川遼は長い髪を切って残りのシーズンへ

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 事前情報（9日）◇太平洋クラブ御殿場コース（静岡）◇7262yd（パー70）

長かった襟足をスッキリさせて石川遼は御殿場に入った。前週の「マイナビABCチャンピオンシップ」で予選落ちした直後の日曜日。久々のヘアスタイルは、ハサミを入れる前には予想していなかったという。「ほんのちょっとだけ切ろうと思ったんですけど、美容師さんと話しているうちに、この長さになった」と照れ笑いした。

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ここ2年あまり、長髪が定着していた石川だが「実はコソコソ切っていた」と伸びるたびに髪型を整えていたという。今回は襟足を短くし、上下、左右とバランスを整えていったうちに、結果的にバッサリ。

「この半年くらいで“刻んでいた”んです。2オンを狙うのではなく、3打目勝負…。最後にバッサリ、グリーンオーバー」。ゴルファーらしい解説はさておき、「きのうの前夜祭のとき、いろんな人に（『笑っていいとも！』の）タモリさんみたいに『髪、切った？』って言われた」と反響は大きかった。

プロアマ戦で盛り上がる石川遼と同伴の（左から）狩野舞子さん、武井壮さん、潮田玲子さん

「ゴルフもこれくらいスッキリすればいいんですけど」と、こぼすのも本音だ。9月の「ANAオープン」でプレーオフ負けしてからは、直近5試合で4日間戦ったのは1試合だけ。不振を脱却したい気持ちは人一倍、強い。

2010年、12年と2勝を挙げた大会は「いつもきっかけというか、何かを与えてくれる」と思い入れが強い。「（改修後の）2018年からはコースも難しく、世界基準になった。生まれ変わったコースで、新たな目標を設定してプレーしないといけない」。心機一転。18ホールに立ち向かう。（静岡県御殿場市／桂川洋一）