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2022年 ペリカン女子選手権
期間:11/11〜11/13 場所:ペリカンGC(フロリダ州)

早朝4時出発で渡米連戦 古江彩佳「あっという間の1年」はラストスパートへ

◇米国女子◇ペリカン女子選手権 事前(8日)◇ペリカンGC (フロリダ州)◇6341yd(パー70)

古江彩佳は前週「TOTOジャパンクラシック」から一夜明けた月曜日、早朝4時に神戸市内の自宅を出た。伊丹空港から羽田空港に飛び、太平洋を横断して経由地のテキサス州ダラスへ。今週のコースにほど近いフロリダ州タンパの空港に着いたのは現地時間午後2時半ごろだった。そんな長距離移動の翌日には午前8時過ぎにコースへ入って元気に18ホールを回った。

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「初めての試合で出たかったということもあるし、(3週前の)マスターズGCが終わってから1週休んでいる。“流れ”で行きたい」とタフな連戦を迷わなかったという。今回に限らず、日本ではなかなか経験できない長時間移動の連続でもあったルーキーシーズン。「移動が長かったり、4日間の試合も多くてゴルフ場にいる時間が長かったり、自分の時間も少ない。日本ツアーのときよりすごく流れが早い感じがして、1年があっという間だった。(それも含めて)楽しめていると思います」。持ち前のたくましさに磨きがかかった感すらある。

ツアーメンバーとしてスタートを切った序盤2試合以来となるフロリダ州。会場のペリカンGCは、12月にタイガー・ウッズロリー・マキロイ(北アイルランド)と組んでジョーダン・スピース&ジャスティン・トーマスのペアとエキシビションマッチを戦う舞台でもある。

フェアウェイこそワイドだが、砲台状が多いグリーン周りにはコブも点在して寄せの難度を高めている。「いろんなクラブを使わないといけないシチュエーションが多そう。うまく判断していければ」と話すように、58度のウェッジに加えてパターや9Iも抱えて入念なチェックを繰り返した。

さらに「CMEグループ ツアー選手権」(フロリダ州ティブロンGC ゴールドコース)、「リコーカップ」(宮崎CC)と両ツアーの最終戦を渡り歩いてシーズンを締めくくる予定。「ここからの3試合は楽しめたら」と笑顔で意気込む。日米で優勝を飾った濃密な1年を、最後まで古江らしく駆け抜けていく。(フロリダ州ベルエア/亀山泰宏)

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