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今大会の目玉(!?)タッド・フジカワがベールを脱ぐ!

今月26日(木)、国内男子ツアー第3戦「中日クラウンズ」が開幕する。片山晋呉の大会2連覇と3度目の制覇に注目が集まるが、この賞金王に勝るとも劣らない注目選手が出場する。全米を席巻している脅威のアマチュア高校生、タッド・フジカワ(16)だ。

身長155センチ、日系アメリカ人のフジカワは、顔の造りも体型も日本的。しかし、柔道で鍛え上げたガッチリした体躯から放たれる弾道は、時に300ヤードを超える日本人離れしたもの。このプロにも見劣りしない豪快なショットを武器に、“タッド”の知名度は昨年から今年にかけて急上昇した。2006年の「全米オープン」では予選会を突破し、同大会の最年少出場記録(15歳6ヶ月)を樹立。さらに2007年のPGAツアー第2戦「ソニーオープンinハワイ」では、史上2番目の若さでPGAツアー予選通過を果たし、20位タイフィニッシュ。同年2月に行われた男子の大会「パールオープン」においては、大半を占めるツアープロを退いて優勝を飾り、世界中に衝撃を与えた。

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そして迎えた24日(火)の練習ラウンド。午前10時過ぎに緊張の面持ちでコースに姿を現したフジカワだったが、練習場へ向かう途中で知人らしき人物に遭遇。笑顔で対話した後は和んだ表情になり、リラックスした表情でスイングチェックを行った。

練習ラウンドでは、出身地であるハワイと日本の芝の性質の違いが影響したのか、縦の距離感に多少のバラつきが見られた。しかし、ドライバーでは高校生とは思えぬ力強い弾道を、ショートアイアンでは強烈なスピンでピタリと止める卓越したスピンコントロールを披露。2、3ホール見るだけでも、その底知れぬ潜在能力の高さを感じるには十分なほどだった。

プレー内容はプロ顔負けでも、内面は16歳の高校生。時おり見せる無邪気な笑顔は愛嬌たっぷりだ。会心のショットやパットが出れば、感情の赴くままに全身を使ったガッツポーズが飛び出す。そのシーンを目の当たりにして、全米中のゴルフファンがタッドの虜となった。縁の深い日本の地で、どのようなプレーで観衆を虜にしてくれるのか、今から楽しみだ。

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