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中島啓太はギアの“衣替え”で好スタート 「きょうが一番悪い日になるように」

◇国内男子◇HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 初日(27日)◇PGM石岡ゴルフクラブ(茨城)◇7039yd(パー70)

「テンポが良かった。一緒に回った方もプレーが早くて、テンポを崩さずいいゴルフができた」と冷静に話すその表情からは手応えがにじむ。プロ転向後5戦目を迎えた中島啓太が5バーディ、1ボギー「66」でプレーし、4アンダーの9位と好スタートを切った。

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池田勇太植竹勇太とのペアリングで、1番ホールからスタートした初日。前半、5番のパー5で2オンに成功し、25mを2パットで沈めてバーディを先行。タフなパー3の8番(219yd)では4Iを振り抜き、5mのバーディパットを沈めた。

折り返し後の11番ではティショットを林に打ち込んでこの日唯一のボギーをたたいたが、12番でバウンスバックのバーディを奪い、16番(パー5)で2m、最終18番では1mのパットを確実に沈めてバーディを重ねた。

「気持ちよく振れていなかった。ボールがつかまらないのを無理につかまえようとしていたのがすごい気持ち悪くて。つかまると分かっているドライバーを普通に打ったり、カットに打ってフェアウェイに置いた方がゲームを作りやすいかなと思って」。今週から1Wのシャフトを、プロ転向以前から使用していたグラファイトデザインの「ツアーAD DI」から同社の「ツアーAD PT HIGH MODULUS」にスイッチした。

初日のドライビングディスタンスは「289.00yd」で27位、フェアウェイキープ率は「64.286%」で50位だったが、「振りやすくなった。きょうは左に2発くらい曲げたけど、あの球が出てくれればそこからカットして振ればいいので、徐々に合わせていければ」とアジャストの完了は間近だ。

パターも「先週が硬くて速いグリーンだったので、今週は変えてみようかなと思った」と、以前から持っていたというテーラーメイドの10年以上前に発売された白いヘッドのモデルを実戦初投入。1ホール当たりの平均パット数は「1.6923」の35位も、「(タッチは)まだ合ってないですけど、最終日に向けて良くなっていけば」と新たな武器に期待を寄せる。

首位と3打差発進で、狙うはもちろんプロとしての初優勝。「池が絡むホールもあるので守るところはしっかり引いて、アタックするところは攻めてメリハリをつけながら。きょうが一番悪い日になるように、あしたからも伸ばしていければ」と意気込んだ。(茨城県小美玉市/内山孝志朗)

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