「日本オープン」歴代優勝者
2022年 日本オープンゴルフ選手権競技
期間:10/20〜10/24 場所:三甲GCジャパンコース(兵庫)
アマ蝉川泰果が「日本オープン」制覇 最終日ドキュメント
◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 最終日(23日)◇三甲GCジャパンコース(兵庫)◇7178yd(パー70)
■スタート前
スタートの約2時間前、午前9時46分にパッティンググリーンに姿を見せた。大学のチームカラーの黄色のシャツに、白のパンツというコーディネート。関係者に笑顔であいさつをするなどリラックスした表情を見せた。
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水平器を使用して丁寧に傾斜を調べ、アイアンでのランニングアプローチの確認も交えながら30分ほどパッティング練習を行い、10時38分にドライビングレンジに移動。ウェッジでの片手打ちから始めてアイアン、3W、1Wの順番で練習をして11時17分に終了。再びパッティンググリーンに移動し、最終確認を経て11時35分に1番ティへ。
■1番(パー4/388yd)バーディ 通算14アンダー
大学の先輩、比嘉一貴との2サムで11時41分にティオフ。1Wで放った1打目はフェアウェイをキープ。2打目をピンから1.5mの位置にグリーンオンすると、1パットのバーディで滑り出した。対する比嘉はパー発進で、その差をいきなり7打にひろげた。
■2番(パー5/571yd)バーディ 通算15アンダー
1Wでのティショットはフェアウェイをキープ。2打目はグリーン手前のバンカーに入り、3打目はミスしてピンを大きくオーバーしたものの、約8mのパットを沈めて連続バーディを奪った。比嘉とは8打差に。
■3番(パー3/192yd)パー 通算15アンダー
ティショットを2mのチャンスにつけるも、決められずにパーとした。
■4番(パー4/415yd)パー 通算15アンダー
1Wでのティショットはフェアウェイのダウンヒルで突き抜けて左ラフへ。約60ydのアプローチは硬いグリーンを転がりピン右上のカラーに止まる。残り8mの下りをパターでラインに乗せたが、カップの手前で惜しくも止まりパー。
■5番(パー4/418yd)ボギー 通算14アンダー
1Wでフェアウェイキープ。ウェッジでの60ydの2打目はグリーンが硬くて止まらず、ピン左奥約7mに。ファーストパットでしっかりと寄せたが“お先”のパットが蹴られて3パットのボギーをたたき、比嘉とは7打差に縮まった。
■6番(パー4/412yd)パー 通算14アンダー
アゲンストのティショットでドライバーを振りちぎってフェアウェイをキープ。2打目はピン左上7mにグリーンオン。スライスラインのファーストパットは左に抜け、返しの1m弱を沈めてパー。
■7番(パー4/518yd)パー 通算14アンダー
ティショットは1Wでフェアウェイをキープ。ピン左上から7mのバーディパットをナイスタッチで寄せた。5番の“お先パット”を外したのを教訓に、しっかりとマークをしてから沈めてパーとした。
比嘉は2打目が左手前のバンカーに突き刺さるもナイスボギーとしたが、その差は再び8打にひろがった。
■8番(パー3/195yd)パー 通算14アンダー
ティショットで確実にグリーンを捉え、2オン1パットのパーとした。
■9番(パー4/419yd)トリプルボギー 通算11アンダー
アイアンでのティショットはフェアウェイをキープ。2打目はグリーン奥の深いラフに入り、ウェッジでのアプローチはボールの下を潜るミスショットが2発。5打目でなんとかグリーンに乗せるが、そこから2パットのトリプルボギーをたたいた。
比嘉はバーディを奪い、8打差から一気に4打差まで縮まった
■10番(パー4/381yd)パー 通算11アンダー
ティショットはフェアウェイを捉え、2打目がグリーン近くのガードバンカーに入るが、3打目でピン80cmに寄せてパーセーブ。
■11番(パー4/485yd)パー 通算11アンダー
ティショットはフェアウェイセンターへ。144ydの2打目をピン奥5mに乗せて2パットのパーとした。
比嘉はボギーをたたき、5打差にひろがった。
■12番(パー4/504yd)パー 通算11アンダー
1Wでのティショットはフェアウェイセンターをキープ。2打目はグリーンで止まらず奥のカラーへ。3Iでのアプローチを1mに寄せてパーをセーブした。
■13番(パー3/214yd)パー 通算11アンダー
5Iでのティショットはピン近くにキャリーしたが、止まらずグリーン奥のラフへ。ウェッジでのアプローチで80cmまで寄せてパーセーブ。
■14番(パー5/603yd)パー 通算11アンダー
1Wでのティショットは左ラフへ。2打目でフェアウェイセンターにレイアップし、123ydの3打目をピン横4mに乗せた。バーディパットは惜しくもカップをなめた。
■15番(パー4/405yd)パー 通算11アンダー
3Wで放ったティショットはフェアウェイをキープ。106ydの2打目はピン右奥8mに乗せ、2パットのパーとした。比嘉はバーディを奪い3打差に縮まった。
■16番(パー4/427yd)パー 通算11アンダー
3Wでのティショットは右ラフへ。池越えの2打目は打った直後に「やばい」と声を発したが、奥のカラーに乗る。3打目は下りラインのパットだったが30cmまで寄せた。
■17番(パー3/189yd)ボギー 通算10アンダー
ティショットはグリーン奥のラフへ。難しい下りのアプローチは3mと寄せきれず、2パットのボギー。パーをセーブした比嘉とは2打差で最終ホールへ。
■18番(パー4/441yd)パー 通算10アンダー
先にティショットを放った比嘉は大きく右に曲げ、蝉川は1Wを握ってフェアウェイをキープ。2打目はグリーン左奥のバンカーに入った。3打目はピンをオーバーしてカラーで止まり、そこから直接カップインのパーでフィニッシュ。入る前からカップインを確信してガッツポーズを見せ、95年ぶりの「日本OP」でのアマチュアV&史上初のアマチュアでのツアー2勝目をつかんだ。