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アダム・スコットは“不惑”を過ぎても「まだ最高のレベルでプレーできる」

◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 事前(19日)◇三甲GCジャパンコース(兵庫)◇7178yd(パー70)

アダム・スコット(オーストラリア)は昨季、上位30選手だけが出場できるPGAツアーの最終戦「ツアー選手権」へ3シーズンぶりに進出した。2018-19年シーズンで6位だったフェデックスカップポイントランキングを41位、90位と落としていく戦いが2季続いた中でのカムバックだった。

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20年7月には40歳となり、“不惑”を迎えて変化も実感しながらの戦いだったという。「もちろん40歳を超えてくると、健康やフィジカルに気を遣わないといけないのは間違いない」。自分だけでなく、取り巻く状況もまた変わってきている。「特にいまのゴルフ界は20歳の時点でも体が出来上がって活躍できる選手が増えている」。加齢に抗い、若手としのぎを削りながら、最高峰のツアーで生き残ることは容易ではない。

PGAツアーが計測、公表しているスコットのヘッドスピードは120mph(53.64m/秒)と昨季ツアーで20番目の数字。けがが少ない体の強さとともに「まだ若い選手に対抗できる」と自負する部分だが、「(若かったときより)回復に時間はかかる。練習と回復のバランスが大事になってきている」と細心の注意を払うことも忘れていない。

「もっと上を目指しているし、まだ世界最高のレベルでプレーできると思っている。過去を振り返るのは意味がないとも思っているよ」。元世界ランキング1位の肩書に甘んじることなく歩み続ける貪欲な姿勢。高いモチベーションを保ったまま臨む3年ぶり6度目の日本オープンで狙うのは、輝かしいキャリアに加えたい「日本での優勝」しかない。(兵庫県三木市/亀山泰宏)

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