小袋秀人とハン・リーが首位発進 連勝狙う河本力は出遅れ
2022年 For The Players By The Players
期間:10/06〜10/09 場所:THE RAYSUM(群馬)
幻の自己ベストで6年ぶり2度目の首位発進 小袋秀人「貯金できた」
◇国内男子◇For The Players By The Players 初日(6日)◇THE RAYSUM(群馬)◇7137yd(パー71)
24年ぶりのステーブルフォード方式(※)を採用した大会で、31歳の小袋秀人が2016年「ツアー選手権」以来、2度目の首位発進を決めた。
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前半8番パー5で流れをつかんだ。フェアウェイ260ydから3Wで20mにつけると、「出だしがちょっとフックして最後スライスする感じ。ラインも完璧には読めなかった。入ってビックリ。良いラインに転がってくれた」とねじ込んでイーグルを奪取。一気に5ポイントを獲得した。
「8番で流れが変わって勝負どころで入れることができた」。続く9番も140ydからPWで右3mにつけてバーディを奪い2ポイント。後半も4バーディ、1ボギーの7ポイントで計14ポイントと、ハン・リーと並んで首位で初日を終えた。
通常のストローク方式だと1イーグル5バーディ、1ボギーの自己ベストを1打更新する「65」だった。「あんまり気にしていない。スコアの更新よりも優勝の記録が残ったほうが自分はうれしい」。プロとしては当然だが、“幻の自己ベスト”を気にすることはない。目標はあくまでもツアー初優勝だ。
今季は15試合に参戦し、予選通過は8試合。最高位は8月「セガサミー」の32位だが、「連戦が続くのは初めてのことでうれしい悲鳴。疲労がたまったりするが、疲れながらも4日間プレーしないといけない」。決勝ラウンドでは疲れからかスコアを落としやすい自覚もある。疲労回復には30分から1時間近く湯船に浸かり、ストレッチも欠かさない。
「多く貯金ができた。アドバンテージになると思うので、アグレッシブさを出せれば。普段やっていることと同じことを繰り返すのが大事」と残り3日も平常心を貫く。(群馬県安中市/玉木充)
※ポイント配分
アルバトロス8ポイント、イーグル5ポイント、バーディ2ポイント、パー0ポイント、ボギー-1ポイント、ダブルボギー以上-3ポイント