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ベスト体重に戻せぬ中島啓太 ショット不調ながら「第一の目標」はクリア

◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2日目(23日)◇小野東洋GC(兵庫)◇7113yd(パー72)

3アンダー19位から出た中島啓太は4バーディ、3ボギーの「71」で回り、通算4アンダー47位で予選通過を果たした。「プロデビュー戦になります」というスタートコールを聞いて出て行ったインスタートの10番。初日の1番と同様に1打目を右に大きくミスして始まった。

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「昨日のことが頭にあって、今日もひどいショットでスタートしてしまいました」。ラフから右足上がりの2打目をしっかりとグリーンに乗せてパーセーブしたが、ショットの調子は良くならず。苦しいゴルフが続いた。

12番(パー3)でボギーを先行させ、15番(パー5)でバーディとするも16番で再びボギーに。前半を終えたときはカットラインのことを気にしてしまったという。

後半1番をパーとし、続く2番(パー5)で3打目を1m弱に寄せてバーディを獲ったのが大きかった。「そこから上にどんどん上に伸ばしていけるような気持ちに変わりました」。3番(パー3/実測198yd)は5Iで5mに寄せてバーディ、4番は5mを沈めて3連続とした。

ショットの不調は8月に扁桃炎を患ったことも原因のひとつ。ツアーでは最後のアマチュア出場を考えていた8月「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」の開幕前に発症。ベスト体重とする75㎏前後から落とし、今でも「2.5㎏ほど軽いです」となかなか戻せずにいる。体脂肪は気にしていないとしつつも、「徐々に戻していけたら」と体のバランスを見ながら調整しているという。

首位とは7打差をつけられて迎える決勝ラウンド。「第一の目標」だった予選通過を果たし、あとはどれだけスコアを伸ばしていけるか。「これからは週末にゴルフをするのが大事になる。優勝を目指してスコアを伸ばしていきたい」。昨年大会は2日目を終えて4打差、3日目に1打差に縮めて優勝を遂げた。大事なムービングサタデーになる。(兵庫県小野市/石井操)

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