金色の文字で”虎”が入ったネームボール！週末もプレーが見られます

◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ 2日目(19日)◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ（北海道）◇7178yd（パー72）

ツアー3勝のチェ・ホソン(崔虎星／韓国)が3年ぶりに日本に戻って来た。新型コロナウイルス感染拡大の影響で日本のビザが切れてしまい、2019年「日本シリーズJTカップ」を最後に日本開催の試合には出場していなかった。「お久しぶりです」とうれしそうにカタコトの日本語を披露した。

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コロナ禍の2020、21年はアジアンツアーと韓国ツアーを中心にプレー。「ビザの承認が下りるのを待っていたら1～2カ月経っていたり…」。大使館に出向いては取得に向けて交渉に励んだが、「ダメ。私にできることはなかった」と時間が過ぎていった。

最終18番では渾身のショットでピンそば50センチにつけてバーディ

ようやく日本での参戦に目途が立ち、臨んだ今大会では通算3アンダー29位で予選通過を果たした。初日は2オーバー93位と出遅れたが、「久しぶりの出場を喜んでくれる方々もいたし、ツアーメンバーからも『虎さん！虎さん！』と喜んでくれてうれしかった」

前半8番でボギーを喫しても「頑張って。できる」と自分を鼓舞し続けた。9番で3mを入れてバーディのバウンスバック。後半は5mのバーディパットを沈めるなど5バーディを奪い、「31」と猛チャージをかけた。

ギャラリーを魅了してきた”変則スイング”は健在です

2019年「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」の優勝シードは今年が最後の年とあって、来年も日本でプレーするには試合で結果を残して賞金シードを獲得するか、優勝するしかない。現時点で出場できる試合は今大会を含め13試合。「コロナで特殊な状況なので全て思い通りになるような状況ではない」と表情を曇らせる。

それでも「久しぶりに日本に来られたので、とてもうれしい。最善を尽くす姿を見せたい」と前を向く。19年の米PGAツアー出場にもつなげた“変則スイング”で、一つでも上の順位を目指してプレーをする。(北海道千歳市／石井操)