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石川遼、賞金王を意識して最終戦まで戦う!

中国・上海市にあるシェーシャンGCで行われた「WGC HSBCチャンピオンズ」で17位タイに入った石川遼が帰国し、羽田空港で記者会見を行った。会見では中国での戦いについては前半のみで、大半が賞金王獲得への話題となった。

WGC(世界ゴルフ選手権)初挑戦の石川は「自分が想像している世界のレベルと実際のレベルに差があります」と率直な感想を述べると、「そういう中で、目標としていた自分の世界ランキングを上回るという順位は達成できたので、終わった瞬間に爽快感はありました」と達成感を味わった清清しい笑顔で話す。

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そしてこの試合の賞金が日本ツアーの獲得賞金に加算され、首位の池田勇太とは約60万円差まで近づいたため、賞金王を意識するかという質問が始まる。「ここまで来たので、一応狙いたいです」と宣言。

「つい1ヶ月前はまったく意識していなかったけど、この1ヶ月で自分にもチャンスがあるのかなと思えるようになってきました。意識してはいけないものではないし、賞金王を意識したときに自分はどんなゴルフができるのかも試してみたい」。石川は、プロとして何度も訪れるチャンスではないので、チャレンジしてみたいと言う。

早く首位に立ちたいかという質問には「首位に立ちたい気持ちは少なからずありますが、先走ってはいないです。焦ってはいないですね」といたって冷静だ。そして賞金王になるために何が必要かという問いには「賞金王を獲ることをどれだけ考えられるか。意識し始めたら止まらないと思うし、意識しないようにするのも難しいことだと思う。そういう気持ちのコントロールをすることが大事になると思います。なにしろ、初めての経験なので、賞金王を争うということがどういうことなのかを感じたいし、来年以降にもつながる経験をしたいです」と続ける。

そして、今季残り4試合すべてに参戦することも名言した。「残り4試合のうち1試合でも優勝争いに加わりたいです。賞金王になりたいから全試合優勝争いをしたいとか、そういう焦った気持ちはないです。出来れば1試合より2試合となりますが、自分に変なプレッシャーを与えることはないです」。石川は、最終戦まで試合に出続けると、8月の「全米プロ」から17連戦となる。

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