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“日大”と“サウナ”が共通項 吉田泰基と堀川未来夢が好発進

◇国内メジャー◇日本プロゴルフ選手権 初日(4日)◇グランフィールズCC(静岡県)◇7219yd(パー71)

会場のグランフィールズCCは日大ゴルフ部の寮から車で20分ほどの場所にある。腕を磨き、仲間と過ごした静岡・三島市について「第二の故郷のような場所」と口をそろえる日大出身の吉田泰基堀川未来夢が、仲良く好発進を決めた。

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6アンダー暫定首位に立った吉田は下部ABEMAツアーが主戦場の24歳。最終予選会を突破して大会初出場と今季レギュラーツアー2試合目の切符をつかみ、「ほぼ100点のゴルフ」という言葉通り、インコースのトップスタートで自己ベスト「65」をたたき出した。

大学時代には当地でキャディのアルバイトも経験。地の利とともに大きいのは大学の先輩として慕う29歳の堀川の存在だ。共通点は大のサウナ好き。レギュラーとABEMAがそろって福岡で開催された週には同じサウナ付きのホテルに泊まっていたことがあり、今週ももちろん同宿だ。

「未来夢さんは“マイスター”なので。言われた通りに入ると気持ちよくなるんです」と笑う。趣味が高じてサウナ関連の資格まで取得した堀川からは、サウナの入り方とともにゴルフの助言ももらう。

吉田と1打差の暫定2位グループにつけた堀川は「日大勢で上位争いできるのはうれしい」と後輩の活躍を喜ぶ。5週のオープンウィークの間、自身のYouTubeチャンネルの企画で先輩プロの矢野東とコラボレーションして動画を撮影。イップス症状と向き合うパッティングについてヒントを得たという。「グリップの握りだったり、いろいろ試行錯誤して、イップス症状を隠せる方法が見つかった感じがある」とうなずく。

「日大ゴルフ部として一番の恩返しは、コースにお世話になったOBがここで優勝すること」と堀川。この日は2時間半の中断を挟みながらのラウンドだった。疲れた身体をサウナで“整えて”2日目に臨む。(静岡県三島市/亀山泰宏)

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