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「今のルールでは…」金谷拓実は“リブ”よりPGAツアー進出の目標変わらず

◇国内男子◇ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント 最終日(12日)◇麻生飯塚GC (福岡)◇6809yd(パー72)

金谷拓実は前週の「BMW 日本ツアー選手権森ビル杯」からの国内ツアー2連戦を終え、再び海外ツアーに向かう。2週後にドイツで行われる欧州ツアー(DPワールドツアー)「BMWインターナショナルオープン」(ゴルフクラブ・ミュンヘンアイヒリード)に参戦、7月のメジャー「全英オープン」(スコットランド・セントアンドリュース)を見据える。

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今大会は「プロになってからは初めて」と、コース所属のハウスキャディを相棒に起用した。「いつもと違った感じ。自分で考えることも増えて、自分で気づくこともできた。すごく良いキャディさんで優しく気合も入れてもらえました」(笑)。通算14アンダーの20位の成績は大満足とはいかないが、「新鮮な気持ちでいつも以上に楽しく、リフレッシュできた」とうなずいた。

今週、英国ではサウジアラビアマネーに支援された新リーグ「リブ招待」の初戦が行われた。優勝したシャール・シュワルツェル(南アフリカ)が個人・団体で475万ドル(約6億4000万円)を獲得した超高額賞金大会がゴルフ界の話題を牽引している。

選手にとって気になるのは、9日にPGAツアーが発表した方針。新リーグに出場したツアーメンバーは対抗戦「プレジデンツカップ」を含むPGAツアートーナメントへの参加資格を停止、事実上追放することを明らかにした。

金谷は非メンバーであり、仮に“リブを選んだ場合”の処遇は不明だが、この先の挑戦ロードを考えると、オファーがあっても現段階では快諾はできないという。「やっぱり小さい時から、アメリカで優勝したい、世界一になりたいというのはPGAツアーで考えていたことなので。今のルールではそのチャンスがなくなる(恐れがある)のであれば、そういう選択肢はないのかなと思います」と慎重な姿勢を示した。(福岡県桂川町/桂川洋一)

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