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“日本の宝”も「思い出の1ページ」に 宮本勝昌は若手に舌を巻く

◇国内男子◇ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント 3日目(11日)◇麻生飯塚GC (福岡)◇6809yd(パー72)

「桂川君は素晴らしい。ホントにうまい」。インタビューエリアで宮本勝昌が自分のプレーを振り返るまでには少々、時間がかかった。「(桂川有人と)回ってみたいと思っていた。最近はすごく良い選手と回れる。僕の思い出アルバムが1ページ増えた」と開始早々、同伴競技者への賛辞が止まらない。

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今年8月にシニア入りする49歳の宮本にとっては、目下の賞金レース2位の23歳は息子でもおかしくない年齢。「ゴルフがうまいとしか言いようがない。どんな状況だろうが、風が右から吹こうが、左からだろうが、左足が上がっていようが下がっていようが、同じリズム、同じスイングをするのは難しいはずなのに、いつも平らな練習場で打っている感じ」と、難しいシチュエーションを、容易くクリアしているように見えて仕方がない。

前週の「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」では中島啓太(日体大4年)と同組でプレーした。「僕の中では“日本の宝”の3人目に認定です。石川遼松山英樹に続く…。あれは大事にしないといけない。また、声がカッコいいの!」。世界アマチュアランク1位の評判通りのプレーのみならず、低音ボイスにも惚れ込んだ。もちろん、こちらも思い出の1ページだ。

実際にはこの日、宮本は桂川に1打勝るベストスコア「65」をマーク、順位も2つ上の12アンダー8位で終えたのだが、自身の出来には「ラッキーがいっぱい」と謙遜してばかり。「12番(パー5)のイーグルもウェッジでの50ydが入っただけ。今週のハウスキャディさんのグリーンの読みが抜群。的確なアドバイスをくれる。最後のほうは自分じゃ読んでない」

麻生飯塚GCではプロ転向後の1996年、ツアー外競技の「ゼンリン福岡オープン」で初優勝を飾った。ただ今は、当時まだ生まれてもいなかった後輩たちの活躍がまぶしい。「20代前半の選手がこの2年で一気に出てきた」と目を細める。

「昔は3日目、4日目に『69』、『68』なんかで回れたら、下のほうからでもトップ20に入れたのに。今はギリギリで予選を通った人たちも誰もあきらめずにアンダーパーで回る。先輩たちは、すぐにあきらめていたのに…。あ、これ言ったらマズイ?」

平成生まれの選手たちを称えるばかりで、自分を卑下しているようで、30年近く戦った場所をやすやすと譲るつもりもない。今季は途中棄権した「中日クラウンズ」を除いてすべて予選を通過している。

「上位に行けないのでやっぱり苦しい。一生懸命やっても(下位での通過で)土日がいつも10番スタート」。だから、今週の出来には納得できる部分もある。「あしたは久々のアウトスタートでうれしい」。宮里優作石坂友宏との3サムにもきっと心は踊る。(福岡県桂川町/桂川洋一)

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