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ルーキー尾関彩美悠が初の最終日最終組 「同期の中で一番最初に優勝したい」

◇国内女子◇宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 3日目(11日)◇六甲国際GC(兵庫県)◇6527yd(パー72)

首位と6打差の14位で出たルーキーの尾関彩美悠(あみゆ)が5バーディ、ノーボギーの「67」とツアーでの自己ベストタイをマークし、通算9アンダーの2位に浮上した。

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前半3番(パー3)で5mのフックラインを沈めてバーディが先行すると、6番(パー3)からは連続バーディを奪取してスコアを3つ伸ばして折り返す。10番(パー4)では114ydの2打目をPWで放って10cmにつけるスーパーショットを披露してギャラリーを沸かせた。

12番(パー5)でも1.5mのバーディパットを冷静に沈めた。「ノーボギーで回れたことがすごい大きかった」と振り返った。

海外メジャー1勝の渋野日向子らを輩出した岡山作陽高出身の尾関は、アマチュアとして臨んだ昨年10月の「日本女子オープン」で11位に入り、同年11月のプロテストではトップ合格を果たした18歳のルーキー。

3月から5月までの春先は調子が上がらないと話すが、2週前の「リゾートトラストレディス」では「リラックスを意識」して自己ベストの5位に入るなど、調子は上向きだ。

16日に19歳の誕生日を迎えるが、誕生月でもある6月は、昨年の「日本女子アマチュア選手権」も制するなど、「もしかしたら運気良いかも」と相性の良さも感じている。

「あまりそういうのは考えないタイプ」と、首位と3打差の位置でも優勝を強く意識することはないが、「(プロテスト合格の)同期の中では一番最初に優勝したい」。心の中には大きな闘志を秘めている。

あすはツアーで初めての最終日最終組でのプレー。「すごい良い位置なので勉強だと思って楽しみたい。自分のゴルフに集中してしっかりアンダーで回りたい」。プロ1年生が、同期の中で“一番乗り”の初優勝を目指す。(神戸市北区/内山孝志朗)

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