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“あわや”欠場から一転 石川遼が2打差3位発進

◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 初日(26日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)◇7461yd(パー72)

ツアー通算17勝の石川遼が1イーグル5バーディ、1ボギーの「66」で回り、6アンダーの3位で滑り出した。開幕前日のプロアマ戦を体調不良で欠場し、“あわや”本戦に出られない事態に見舞われていた。

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日本ゴルフツアー機構(JGTO)のトーナメント規定では、プロアマ戦を欠場・棄権した選手は「やむを得ない事情」がある場合を除いて本戦に出場できない。今回は新型コロナウイルス感染の可能性を考慮したこともあり、診断書を受理した大会ディレクターは「やむを得ない事情」があったと認定した。JGTOによると、コロナ禍になってから同様のケースは数例あるという。

石川は5月の「アジアパシフィックダイヤモンドカップ」を7位で終えた後、次戦をスキップして23日に実施された「全米オープン」(6月16日開幕、マサチューセッツ州ザ・カントリークラブ)の日本地区最終予選会に参戦。36ホールと長い戦いを終え、翌日は移動だけに充てたが「休んだつもりだったけど、疲れがたまっているのか、回復し切れなかった」。

発熱はなかったが「痛いというより、つばが飲み込めないような感じ。へんとう炎みたいな、声も出るし、しゃべられるけど常にフラフラ、ボーッとする」。開幕前日は午前11時から午後6時まで寝込んだ上、夜も10時間以上の睡眠を取り「めちゃくちゃ寝ました」と回復に努めた。大会前の2度の抗原検査とPCR検査は全て陰性だった。

出だし10番で1mのパーパットがカップに蹴られてボギーでスタートしたが、11番でピン左1m半を沈めてバウンスバックに成功。12番でグリーンの段右上13mにつけたバーディパットを寄せてOKパーにして「そこでタッチが合ってきた」とぶっつけ本番の中で取り組んだことが奏功した。

今大会は7月「全英オープン」(スコットランド・セントアンドリュース)の出場権獲得が懸かっている。資格を有さない12位までの上位4人が大舞台へのチケットを手にできるが、「いい結果を望んではいるけど、大きなことを言えるような感じではなく、あまり考えてないというのはある。自分ができることを発揮できるかどうか。できることをどれだけ幅を広げていけるか」と言葉を選んだ。(岡山県笠岡市/石井操)

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2022年 ~全英への道~ミズノオープン



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