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誕生日はチョコケーキで 星野陸也の26歳のキャリア評価

◇国内男子◇アジアパシフィックダイヤモンドカップ 2日目(13日)◇大洗GC(茨城)◇7163yd(パー70)

前日5月12日は誕生日。コースからは自動車で約30分、笠間市内の実家に帰るとチョコレートのバースデーケーキが用意されていた。「以前は2、3切れはイケたんですけど、1切れで結構、おなかいっぱいになっちゃって。26歳になったんだなあ…」と、星野陸也は妙なところで齢を重ねたことを実感した。

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茨城で生まれ育ったとはいえ、名門・大洗GCは気軽に足を運べるようなコースではなかったという。初めてプレーしたのは前回当地で行われた2013年大会の月曜予選会。「ティショットの狭さが半端ない」。高校生だった9年前は歯が立たなかった。

生涯で“2回目”となった今週は、6月の「全米オープン」や7月の「全英オープン」出場権獲得も見据えた戦い。誕生日に続き、この日も「67」をマークした。未明からの雨で軟らかくなったグリーンを淡々と攻略。「なんで最後、プッシュアウトするかなあ…」と右に曲げた最終18番での第1打がどうにも気に入らないが、1.5mのパーパットをねじ込み、通算6アンダーの2位で折り返した。

20歳だった2016年末、プロ転向直後の最終予選会で2位に7打差をつけてトップ通過。日本ツアーでここまで5勝を挙げ、「QTを受けた時くらいに比べると、やりたいこと、クラブのことや、スイングも球筋も再現できている。順調に来ていると思う」と振り返る。

一方でキャリアのすべてには満足はできない。「海外の試合で成績を出したい。そこにたどり着いていない。飛距離も伸びていて、海外でも距離はそこまで気にしなくて良いくらいになった。もっと吸収して、結果を出したい」。次週のメジャー第2戦「全米プロ」も、どれだけスケジュールがハードでも気合いが入る。(茨城県大洗町/桂川洋一)

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