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“AO”以来の和合連覇へ 岩田寛「一緒になれたら最高」

◇国内男子◇中日クラウンズ 3日目(30日)◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557yd(パー70)

午前7時、サスペンデッドで最終18番のプレーを残していた岩田寛はティイングエリアにポツンと立っていた。前日のうちに同伴競技者2人が棄権。一夜明け、打って変わって冷たいアゲンストの強風が吹きつける中を10分もかからず寄せワンのパーでホールアウト。第2ラウンドのベストスコア「64」とした。

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近くの「コメダ珈琲店」に立ち寄ってから戻ったホテルで仮眠を取り、午後2時10分スタートで第3ラウンドへ。左のフェアウェイバンカーから3番アイアンで2オンに成功し、10mを沈めた2番でイーグルを先行させたが、グリーン上でなかなかタッチを合わせられず、内心は首をひねっていたという。

「タッチを諦めたら、ちょっと良くなった。ショートしてもいいやって。自分の好きなように打つ感じ」。後半11番から3連続バーディ。15番(パー5)も獲り、最後は日没間際に滑り込んでのホールアウト。「65」で通算11アンダー単独首位に浮上した。

大会連覇へ「いろんな人に言われるので意識はしますけど、ひとつずつ集中してやるだけ」と冷静に言った後、当地での連覇が青木功(1978年から3連覇)と尾崎将司(97年から3連覇)しかいないことを聞いて、ちょっとだけ考え込んでからポツリ。「100勝(プロ通算113勝)と何十勝(シニアを含め通算85勝)の2人。一緒になれたら最高ですけど…」。長かった一日を少し前向きな言葉で締めくくった。(愛知県東郷町/亀山泰宏)

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