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「16番、ボギーなの!?」 星野陸也が後輩の初優勝に喝&祝福

◇国内男子◇ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント! 最終日(24日)◇PGM石岡GC(茨城)◇7071yd(パー71)

首位に立った後輩に「あした、追いつめるよ」と言っておいた。宣言通り、星野陸也がこの日のベストスコア「64」をマークして、最後の最後まで桂川有人にプレッシャーをかけ続けた。

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前半で「32」(パー36)をマークしてじわじわと桂川を追いつめる。16番(パー5)、17番(パー3)の連続バーディで通算23アンダーとして、首位の桂川とは1打差。優勝争いがヒートアップする中で、最終ホールを迎えたときに“事件”が起こる。

「ええ、16番でボギー!?」。桂川がチャンスホールの16番で、3パットをたたいてまさかの一歩後退。通算23アンダーでトップタイに星野と並んだ。「逆に、ちょっと心配になっちゃいました」と笑ったが、直後にしっかり取り戻した後輩はさすがだった。

バーディを狙った最終ホールをパーで終え、1打差で競り負けた。地元優勝を逃した悔しさはもちろんあるが、それ以上に後輩の健闘に感服。「本当に、桂(かつら)がナイスプレーでした。17番でバーディを獲って、おめでとうと言いたいです」。優勝の難しさを身をもって知っているからこそ、手放しで後輩の優勝を祝福できる。

今季は「東建ホームメイトカップ」で3位、「関西オープン」で2位と、優勝までのあと一歩が越えられない。「そんなに簡単に勝てるわけではないけど、その中でも上位にいることが大事。これを積み重ねていけば、また優勝できるタイミングは来る」と、ベストを出し切った一週間に悔いはない。

6月には「全米プロゴルフ選手権」の出場が決まっており、世界ランキングを上げてほかの海外試合の出場権獲得を狙っている。「常に優勝を目指してやるつもりです」と、次のチャンスに向けて意気込んだ。(茨城県小美玉市/谷口愛純)

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