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39歳の上井邦裕が2018年以来の首位発進「なんででしょう」

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 初日(31日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71)

徐々に風が強まった中、午後組でスタートした上井邦裕は1イーグル5バーディ、1ボギーの「65」で回り、6アンダーで杉山知靖と並んで首位発進を決めた。初日を首位で滑り出すのは2018年7月「長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップ」以来、3年8カ月ぶり。「なんででしょう。ロング(パー5)でティショットをちゃんと狙えるところに運べたのが良かったのかな」

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今週は堀川未来夢や女子プロのイ・ボミ古江彩佳らの優勝を見届けてきた清水重憲キャディとタッグを組んでいる。昨年に上井から「たまにはやってくださいよ」と依頼し、スケジュールがかみ合ったことで実現した。「パー5で獲っていったら」という会話通り、前半12番のパー5で42ydの3打目を入れてイーグルを達成。58度で打った球は「ジャストでころっと入った」とカップインまで確認できた。「キャディとうまくリラックスして回れたのもありますね」

開幕前日はパターの「フィーリング」が合わずに試行錯誤していた。マレットや角型、センターシャフトにアームロックと5、6本あったパターを引っ張り出しては試し打ち。中には「長尺」もあり、「向いてないのは分かっていたから2球くらい」とあらゆるヘッドのパターを試した後にピン型に戻ったという。

「なんか色々当たるかなと思ったけど何も当たらん。今日は入ったけど、気持ち良く自分で打っている感はないのでそれが良くなってくればいいかな。がっつかず、徐々に気持ち良くなればと思ってやっているくらいです」

今年10月で40歳を迎える上井のモットーは「一日、一日楽しく、やることをやる。無駄にしない」。昨季も最終戦「日本シリーズJTカップ」には出場したが、やはり優勝を遂げて試合に臨むのが「目標」でもある。大会2日目も風が吹く予報に「同じような感じで回れれば」と意気込んだ。(三重県桑名市/石井操)

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