“波乱”の日本ツアー開幕戦に浅地洋佑ら参戦 星野陸也は欠場
2022年 SMBCシンガポールオープン
期間:01/20〜01/23 場所:セントーサGC(シンガポール)
開幕戦は賞金加算対象外 浅地洋佑のターゲットは全英チケットに
◇国内男子&アジアンツアー◇SMBCシンガポールオープン 事前情報(19日)◇セントーサGC(シンガポール)◇7411yd(パー71)
2022年の日本男子ツアーはドタバタの末にシーズン“初戦”を迎える。前週のアジアンツアー「シンガポールインターナショナル」に出場した一部の選手が、コロナ禍での行動制限ルールに違反し、同国政府が特別ビザの発給を停止する事態に。共同主幹競技である今大会にエントリーしていた18人の日本人選手が出場できなくなるなか、ツアー3勝の浅地洋佑はシンガポール入りできた一人だ。
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年明け7日の時点でビザを取得していた浅地は前週日曜日(16日)に入国し、検査を経て他選手らとホテルとコースを行き来する“バブル生活”に身を置いている。
今大会は急きょ、日本ツアーの賞金ランキング加算対象外の試合になった。自身は今後、2月3日開幕の「サウジインターナショナル」(ロイヤルグリーンG&CC)出場のため中東に飛ぶこともあり、「僕自身は(賞金が)加算される、されないはどちらでも良くて、上位に入って世界ランキングを上げたい」とモチベーションは高く保ったままでいる。一方で、「(昨年末の)QTから来た選手たちは1試合でも多く試合をしたいところ。気の毒だなと思います」と貴重なチャンスを得たはずのプロたちに同情した。
目下、浅地のシンガポールでの目標は上位4位以内(有資格者を除く)に付与される7月「全英オープン」の出場権獲得にある。今年の会場はセントアンドリュース・オールドコース。プライベートでも訪れたことはなく、「全英オープンと言えばセントアンドリュースのイメージがある。一生に一度は出たい」と言う。キャリアでメジャー初出場となった北アイルランドでの2019年大会では予選を通過。今度は聖地での飛躍を夢見ている。
「日本人選手が少ないのは寂しい気もしますけど、みんなで頑張れたら」。予選ラウンドは世界ランキング27位のポール・ケーシー(イングランド)、前週3位のアマチュア、14歳のラチャノン・チャンタナヌワット(タイ)とプレーする。