お祝いのクラッカーに顔をしかめつつVサインの石川遼

国内男子ツアー「ANAオープンゴルフトーナメント」の初日となる9月17日は、大会のホストプレーヤーを務める石川遼の18回目の誕生日だった。12時30分過ぎにホールアウトした石川は、直後に練習場に向かいこの日の反省点となったショットの練習を行った。

そして14時前にクラブハウスに引き返すと、大会主催者からケーキと花束のプレゼントを受け取った。ケーキには18個のボールと18本のロウソクが飾られた特大サイズ。全日空のキャビンアテンダント2人に両サイドからお祝いのクラッカーを鳴らされると、音が怖いので顔をしかめてしまうシーンも見られた。

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18歳の抱負としては「このようにお祝いしていただき、今年も良い年になりそうです。自分にとってこれからの1年は大事な年だと思っています」と、真顔で答えたかと思うと、「今一番欲しいプレゼントは？」という問いには「教習所に通わなくても取れる運転免許証ですかね」と周囲を和ませる一言も飛び出した。

15歳でツアー優勝してからあっという間の18歳。石川の目標とする20歳で「マスターズ（4月に開催）優勝」までは、あと3年間（3大会）しか猶予はない。今季すでに3勝を挙げ賞金争いで首位に立つ石川にとっては、現在の成績もまだまだ通過点にしか過ぎない。今後は海外での出場試合もさらに増え、世界の強豪と戦う機会が増える予定だ。18歳になった石川は、今まで以上に更なる成長を遂げようとしている。