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リベンジに燃えた星野陸也 「倍返ししてやる」から一転ピンチ…

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 2日目(3日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)

初日にダブルボギーを喫してリベンジに燃える最終18番(パー3)で、星野陸也はボギーを喫しながらも充実感に満ちていた。

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前日はすべて台無しと思わせるようなプレーをしただけに、「倍返ししてやろう」と意気込んでいた。ところがカップの位置を見ると、手前のエッジから28ydと奥目で、右からはわずか4yd。「倍返しどころではない。パー4だと」切り替えて、センターをめがけて打ったボールは左ラフに流され、左足下がりの難しいライについてしまった。

傾斜がきつい高速グリーンとあって初日同様ダブルボギーになる恐れもあったが、ロフト59度のウェッジで放ったロブショットは地上で半円を描くようにカップ方向へと転がり、ピン下へ。「完ぺき」と自画自賛しつつ、パーパットを決めきれずボギーとなった。

「カット回転がかかると右に行っちゃう。うまくカットさせながらもサイド回転が入らないように」と細心の注意を払ったアプローチの成功は「普段から練習していた」のも大きい。「感覚とうまくマッチして、完ぺきだった」と、2打目のうれしさがボギーのスコアを上回った。

逆転賞金王には「優勝」が絶対条件のなかで2日目を1イーグル4バーディ、2ボギー「66」で回り、通算6アンダー2位で折り返した星野。ショット自体は初日のほうが良かったというが、終盤戦にかけてロフトなど調整した1Wが噛み合い始めているのも「気持ちよくゴルフできている」要因に挙げた。18番に限っては「あと2日間でパーは獲りたい」と攻略に気合を入れた。(東京都稲城市/石井操)

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