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賞金ランク3位の金谷拓実が10位浮上 木下稜介は痛恨の予選落ち

◇国内男子◇カシオワールドオープン 2日目(26日)◇Kochi黒潮CC(高知)◇7335yd(パー72)

賞金レーストップを走るチャン・キムは予選ラウンドを終えて通算5アンダーの28位。ランク2位の木下稜介はイーブンパーで予選落ちを喫した。同3位の金谷拓実が初日47位の出遅れから、7バーディ1ボギーの「66」をマークして10位に浮上した。

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前日のうっぷんを晴らすかのように、金谷は出だし1番でバーディ。4番ではグリーンの奥に立つピンを恐れず攻め込み、2打目をピンそば1mにつけた。後半14番(パー3)で唯一のボギーも、2連続バーディフィニッシュが心強い。「あした以降につながる。週末にもっとスコアを伸ばして優勝争いに加われるよう頑張りたい」と首位との差8ストロークにもひるまない。

21歳のアマチュア中島啓太(日体大3年)、19歳の新人プロ久常涼との注目組は多くのギャラリーを引き連れた。「2人とも良いプレーを見せてくれた。週末はもっと良いプレーを3人で見せたい」と23歳にして風格も漂う。

一方で週末の逆転がかなわなくなった木下は痛恨の2日間に肩を落とした。「切り替えて、この内容をしっかり反省して来週に生かせるように。練習したいなと思います」と視線をいち早く次週の最終戦「日本シリーズJTカップ」(東京よみうりCC)に向けた。

なお、ランキング1位のチャン・キムが今大会で賞金王戴冠を決めるためには優勝が条件。ただし金谷が単独2位で終えると、最終戦にわずかな望みをつなげる。(高知県芸西村/桂川洋一)

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