ニュース

国内男子ダンロップフェニックストーナメントの最新ゴルフニュースをお届け

「即決でした」プロ転向 “ウッズ由来”の杉原大河がデビュー

◇国内男子◇ダンロップフェニックス 事前情報(17日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7042yd(パー71)

「『杉原大河が出ているから観に行こう』。大勢の方にそう思っていただけるようなプロゴルファーになりたい」。来春に大学を卒業するホープがプロの世界に飛び込んだ。タイガー・ウッズに由来する名前を持つ東北福祉大の4年生。同世代より一足先にデビューする。

<< 下に続く >>

プロ転向は今週15日(月)。前日に閉幕した「三井住友VISA太平洋マスターズ」で8位に入り、アマチュア資格を放棄すれば「直近のツアートーナメントで成績上位10位以内」の資格で今大会に出られることがわかると、「チャンスを逃す手はないと思った。即決でした」と覚悟を決めた。両親、大学の阿部靖彦監督に相談して手続きを済ませ、エントリーした。

11月末からは来季の出場権を争う3次予選会(サードQT)、その翌週には最終予選会(ファイナルQT)が控えている。卒業後の職場がかかる試合に向けて「(今大会の出場で)体力が失われるというのはもちろんある」と懸念しつつ、「それ以上に素晴らしいコース、素晴らしいトーナメント、ギャラリーの方々の前でプレーすることに充実感を感じる。疲労以上に得られるものは大きいと思った」と視線はずっと先にある。

潜在能力の高さはこれまでも存分に示してきた。徳島県出身。小学生時代に日本一に2度輝き、2013年に「全国中学校選手権」で優勝。大学進学後の18年には国体を個人、団体で制覇。19年には下部AbemaTVツアー「石川遼everyone PROJECT challenge」でアマチュア優勝を達成した。

レギュラーツアーでも今季、20年「日本オープン」で5位、21年「日本ツアー選手権 森ビル杯」では3位に入った。300ydを軽々と超える1Wショットが一番の魅力。「自分の持ち味は飛距離を活かしたプレー。皆さんに見ていただければ」とスケールの大きなゴルフへの期待感は大きい。

2004年からウッズが連覇した伝統の大会には、大学OBの先輩も歴代王者に名を連ねる。池田勇太(10年)、松山英樹(14年)、宮里優作(15年)、そして昨年は1つ年上の金谷拓実が勝った。「プロになってもアマチュアの時とやることは変わらない。自分のゴルフに徹したい」。今月4日に22歳になったばかりのタイガ。決意を込めて一歩を踏み出す。(宮崎県宮崎市/桂川洋一)

関連リンク

2021年 ダンロップフェニックストーナメント



あなたにおすすめ

特集SPECIAL

宮本卓×GDO 旅する写心
ゴルフフォトグラファー宮本卓×GDOのスペシャルコラボコンテンツ。国内外のゴルフ写真を随時更新中!!
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

新着記事


ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!