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「奇跡」からの8バーディ 永野竜太郎が“苦手”コースで首位スタート

◇国内男子◇ブリヂストンオープン 初日(7日)◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース (千葉)◇7119yd(パー71)

2週前の「パナソニックオープン」でアマチュアの中島啓太(日体大)にプレーオフの末、競り負けた永野竜太郎。「結果が全て。結果だけを見れば最後に悔しい思い」と受け止めつつ「4日間の流れは自分の中でポジティブに受け入れている」とも話し、少し時間が経ってもしっかりと前を向いている。

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今週は2016年に4位に入ったことはあるとはいえ、「予選落ちの方が多いでしょ?」という舞台。実際は予選通過6回が予選落ち5回を上回っているが、少なからず苦手意識も抱く林間コースだ。

ティショットが左のラフまで突き抜けるリスクをはらみ、右サイドの高い林も悩ましいパー4の2番は「何が正解なのか分からない」。腹をくくって1Wを握り、残り100ydを1mに絡めるバーディを奪って「もう、あんなの奇跡でしょう」と笑った。

同組で5アンダー「66」で回った上井邦裕と伸ばし合うように8バーディ、2ボギーの「65」。3つあるパー5はすべて2オンに成功してバーディにつなげるなど持ち味を発揮し、ジャン・ドンキュ(韓国)と並んで今季初の首位発進を決めた。

「連戦で結構、体の疲れもある。いい意味で力が抜けているのかな」。自然体で挑む先に悲願の初優勝がある。(千葉市緑区/亀山泰宏)

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