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前哨戦? アプローチコンテスト優勝の星野陸也は3打差追う

◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 3日目(28日)◇芥屋GC(福岡)◇7210yd(パー72)

大会3日目の全組ホールアウト後、18番ホールで6人の選手によるアプローチコンテストが行われた。フェアウェイの上の人工芝からバンカー越え、50ydのショットを各選手が一発勝負で争い、星野陸也が優勝した。

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トップバッターの清水大成が「2m75㎝」の記録で先陣を切った後、星野は2番目で「奥からの(下り)傾斜は使わずに寄せるイメージ」で、カップインするかのようなスーパーショットを披露。「14㎝」とコールされると、残りの4選手は「もう決まり」とばかりに帰ろうとするしぐさを見せた。

5番目の中西直人はボールを3球持ち出す、ひとボケをかましてから「74㎝」と惜しくも2位。最後の石川遼はスピンが右に入り、ピンから離れて「2m43㎝」の記録に恥ずかしそうだった。

賞金30万円を獲得した星野は「どうしよう。(コロナ禍が)おさまったら、みなさんで食事に行きたいと思います。それまで大事にしておきます」とニンマリ。この日は“本業”で石川と同組で回り、3011人の来場者の多くを引き連れた。6バーディ、1ボギーの「67」で通算10アンダーの7位で終え、5月の「ダイヤモンドカップ」以来となる今季4勝目が射程圏に入った。

東京五輪」明けの試合となった前週「セガサミーカップ」で予選落ちした翌週にさっそく優勝争い。「きょうは後半に伸ばせてよかった。前回(19年)は2位だった。あしたは優勝を目指して頑張りたい」と力を込め、最後までパッティンググリーンに居残った。(福岡県糸島市/桂川洋一)

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