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石川遼がアイアンを変更 キャビティバック回帰「ブレ少ない」

◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ 初日(19日)◇ザ・ノースカントリー(北海道)◇7178yd(パー72)

石川遼が約2年半ぶりにアイアンを変更した。2019年のはじめに投入したキャロウェイのAPEX MB プロトタイプから、APEX TCB(5番から9番)にスイッチ。世界ランキング1位のジョン・ラーム(スペイン)や、「東京五輪」金メダリストのザンダー・シャウフェレが使うキャビティモデルだ。

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ニューモデルの存在はかねて知っていたが、実際に本格的なテストを開始したのは今大会の開幕2日前から。その日のコースチェック中にメーカー担当者が急きょクラブを組み、前日のプロアマ戦で初めてラウンドで使用した。

昨年から取り組んでいるスイング改造は、打球を上下左右に操ることよりも直進性を重視してきた。アイアンショットも実際の曲げ幅が小さくなっていたことから「マッスルバックの良いところを使い切れていない」と再考。久々のキャビティバック型に「左右のブレ、縦距離のブレが少ない、優しさを少し感じる」と好感触を得たという。

7月初旬の「日本プロ」から1カ月半ぶりの実戦ラウンドは3バーディ、ノーボギーの「69」。3アンダー27位での滑り出しに「アイアンは微調整を加えて(勝負は)来週かなとも思っていたが、すごく良い仕事をしてくれた」と納得した。

2年越しのディフェンディングチャンピオンとして、首位と4打差のスタートは悪くないポジション。「バーディチャンスをもっと多く作るのがあしたからの課題。日本プロの時は4日間のうち3日間は悪くなかったが、1日が良くなかった」と、より高いレベルでの安定感を自分に求めた。(北海道千歳市/桂川洋一)

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2021年 長嶋茂雄招待セガサミーカップ



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