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内藤寛太郎 所属先の社長と二人三脚で目指すツアー初勝利

◇国内男子◇ゴルフパートナー PRO-AMトーナメント 3日目(22日)◇取手国際GC(茨城県)◇6804yd(パー70)

心強い味方でもあり、横にいると違う意味で少し緊張が生まれる相棒が隣にいる。内藤寛太郎は今週、所属先である食品スーパーを展開する「ロピア」の代表取締役・高木勇輔氏に初めてキャディを務めてもらい、この日は7バーディ2ボギーの「65」をマーク。通算16アンダー2位で最終日を迎える。

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大会初日の20日に39歳の誕生日を迎えた内藤。高木氏は1つ年上で、「ずっと『キャディをしてみたい』と言ってくださっていて、今週それがようやく実現した」。母校・東北福祉大で2年先輩の松山英樹の専属キャディをしていた進藤大典氏を通じて知り合ったといい、2020年から契約を結んでいる。「ゴルフは上手い。試合中にどういうゴルフをしているのかとかプライベートとの違いをうまく見せたいと思った」

「いい緊張感の中でプレーできている。変なゴルフは見せられない」と2日目終了時点では気を張っていたが、この日はボギーを先行。4番で3パット、5番はバンカーに入れて寄せきれなかった。それでも「今日はずっと高木さんに励ましてもらいながら前半やっていて、その気持ちを切らさずに後半につなげることができた」とその後にバーディ7つを奪ってスコアを伸ばした。

気合を入れ直すのにゲンを担いだ“食品”は、薄く切られたハチミツ漬けのレモン。「最初は『ボギーを打ったら食べる』だったんですけど、バーディが欲しい時にハチミツ(漬け)レモンを食べたらバーディが獲れて…。そこからバーディが欲しい時にハチミツ(漬け)レモンを出してくれて、何個食べたんだろう?」と笑った。

2月に原因不明の腰痛を発症し、21年は初戦「東建ホームメイトカップ」から不安を抱えてスタートした。「(今年に入って)4試合中2試合で予選落ちしたけど成績は気にしていない」としつつも、所属先の看板選手としてアピールしたいところ。「高木さんが試合の流れとか客観的に見てくれて、『あまり無理しないように、4アンダーを目標にしよう』と立ててくれた」

最終日に向けて「ちらっと(優勝スコアは)『(通算)22アンダーくらい?』という話が出ていた。どこまで伸ばせるか分からないけど、(1日)6アンダーを目標に頑張りたい」。トップと3打差。二人三脚でレギュラーツアー初白星を目指す。(茨城県つくばみらい市/石井操)

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