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はじめての“タメぐち”ラウンドへ 星野陸也は「先輩らしく!」

◇国内男子◇中日クラウンズ 事前情報(28日)◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557yd(パー70)

毎週月曜日の朝、星野陸也が欠かさずやることは、スマートフォンでの世界ランキングのチェックだ。年明けは日本以外のツアーが盛んに行われており、出場試合のない自分の順位が下がっていくのを恨めしそうに眺めていた。

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だからこそ前週の「関西オープン」での優勝による浮上がうれしかった。148位から99位にジャンプアップし、トップ100に入ったことで5月20日(木)開幕のメジャー「全米プロゴルフ選手権」(サウスカロライナ州キアワアイランド)出場が視界に入った。「日本ツアーにはその直後に(帰国後の自主隔離で)出られなくなる可能性があるけれど、個人的にはメジャーの舞台に挑戦したい」と海の向こうに視線を向けている。

今大会は予選ラウンドでともにシーズン2勝の22歳、金谷拓実と同組になった。もうひとりはコチラも売り出し中の21歳の石坂友宏。この組み合わせ、24歳の星野にとっては実は“趣深く”もある。「プロになって、初めて同じ組の2人が年下です」

2016年に20歳でプロデビューしてから、周りは先輩ばかりだった。「ずっと今まで(自分が)年下で…。間違えて年下にも挨拶したり、敬語で話しかけたり」と、186㎝ある長身を折る日々を過ごしてきたから、“タメ口”だけでの会話が喜ばしいようで、違和感もちょっとありそう。「先輩らしく、頑張りたいです。でも、年上っぽくってどうすればいいんだろう…」。なんとも悩ましい。(愛知県東郷町/桂川洋一)

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