最新!国内男子ツアー賞金ランキング
2020年 ゴルフ日本シリーズJTカップ
期間:12/03〜12/06 場所:東京よみうりCC(東京)
金谷拓実が4試合連続トップ10「プロに入ってつまずく選手もいる」
◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日(6日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)
金谷拓実が4バーディ、4ボギーの「70」にまとめ、通算5アンダー5位に入ってプロ転向から国内開催4試合すべてでトップ10フィニッシュを決めた。
<< 下に続く >>
2打差から2試合連続優勝を目指した最終日は、グリーンを外した5番でボギーが先行。8番(パー3)でもピンに向かって強烈な下りのラインとなるバンカーショットを寄せきれず、2つ目のボギーをたたいた。
9番でベタピンのバーディを奪った後の10、11番で2連続ボギー。ショットが乱れ、首位との差は開き、気落ちしてもおかしくない状況でも不屈の闘志は鈍らなかった。「例えば、残り5ホールとかでも全部バーディを獲ったらまだワンチャン(逆転も)あるんじゃないか、みたいな。とにかくガムシャラに食らいついてプレーするのが、自分の心掛けていること」
後半に3バーディを奪い返し、最終18番(パー3)も最後のパーパットが最後のひと転がりでカップに消えて両手を広げた。「粘り切ることはできた。最後まであきらめない気持ちがあったから踏みとどまれたと思うし、そういう風に力がついているのも実感できる」と言った。
アマチュア時代から数々の実績を残してきたが、プロの世界は“別物”と覚悟して飛び込んだ。「どの程度できるのかは未知数だった。アマチュアでいい結果を残しても、プロに入ってからつまずいている選手も多く見てきた。それは、どのスポーツの世界でもあること」。一打への執着心をむき出しにして、新たな環境でも順調に実力を発揮しつつある。
2021年末まで続くルーキーシーズン。賞金ランキング3位と上々の位置で日本ツアーの再開を待つ間も、高みを見据えて立ち止まらない。「すぐに海外、アメリカでプレーしたいというのは常に思っている。そのためには(世界)ランキングを上げることが大事。来年は東京オリンピックも控えているので、そこで(代表に)選ばれるように頑張りたい」。1月のPGAツアー「ソニーオープンinハワイ」(ハワイ州ワイアラエCC)が当面のターゲットになる。(東京都稲城市/亀山泰宏)