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ルーキー石坂友宏はプレーオフ惜敗「悔しいけど、金谷さんと回れたことが収穫」

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 最終日(22日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7042yd(パー71)

1999年の日本ゴルフツアー機構(JGTO)発足以降、初めての大学生同士、及びツアールーキー同士のプレーオフとなった今大会。2日目以降に首位を守ってきた日本ウェルネススポーツ大3年の石坂友宏と、すでにアマチュア優勝を果たしている1学年上の東北福祉大・金谷拓実の一騎打ちは、通算76ホール目をバーディとした金谷が制した。

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石坂にも勝利のチャンスは何度かあった。プレーオフ1ホール目は上3mのバーディチャンスを決めきれず、同3ホール目は3打目を60cmにピタリとつけたが、金谷に2.5mのバーディパットをねじ込まれ、振り切ることができなかった。

プレーオフ4ホール目、石坂は「置きに行ってしまった」と、ティショットを右の松林に入れてしまう。2打目はフェアウェイに戻すのが精一杯でパー止まり。一方の金谷は、フェアウェイから2打目でグリーン奥へ運んでバーディとした。

プレーオフを含む76ホールを戦い抜き、初優勝には紙一重で届かなかった。だが、「負けて悔しいけど、そんなに差があるわけではない」というのが率直な感想だ。無念さよりも、やれるという手応えが上回っていた。

「スタートから緊張していたけど、決勝2日間とプレーオフを金谷さんと回れて得られたものはかなりある」と石坂の眼光は鋭かった。「飛距離もあったら良いけれど、もっと小技を磨けば戦っていける。入れなきゃいけないパットや、マネジメントを考えてやっていきたい」。プロとしてまだ1年目。この経験をスポンジのように吸収して、次につなげる。(宮崎市/今岡涼太)

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