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谷原秀人が急浮上 欧州ツアーの経験に「コースが選手を育てる」

◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 2日目(16日)◇紫CCすみれコース(千葉)◇7317yd(パー70)

2オーバー48位から出た谷原秀人が前半インコースでバーディを5つ奪うなど、7バーディ、1ボギーでこの日ベストスコアの「64」をマーク。通算4アンダー2位に急浮上した。「前半は良かったけど、後半は風が出てきて(番手の)ジャッジが難しかった」と振り返った。

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新型コロナウイルス感染拡大の影響で男子ツアーは中止や延期が続いた。「スイングを変えるには最高のタイミングですけど、試合勘がね。全部ピンを狙ったりとマネジメントが出来てなかった」。ただ今大会は日本一を決める国内メジャー。難セッティングに頭を抱える選手もいるが、「シビアな方がマネージメントも良くなる」と谷原にとってはいい機会となった。

2018年、19年と欧州ツアーを主戦場にしてきた谷原にとって、難しいコース自体は珍しくない。「若い子にも行ってほしいんですけどね。コースが選手を育てる。日本と海外ではコースが違いすぎて、『もっと飛ばなきゃいけないんだよ』とか思うし、飛ぶ選手はショートゲームもうまい。もう日本人だからという時代ではない」と話す。

周囲からは「『歳は関係ない』と言われる」が11月で42歳。コロナ禍で移動の制限もあるため、現状は難しいが、チャンスがあれば海外の試合には積極的に出る姿勢だ。転戦となるとかなりのエネルギーも必要になるが、「ちょっとでもうまくなりたい。1ydでも飛んでほしい」と上昇志向は変わらない。

雨予報となるあす第3ラウンドに向けては「球が全然飛ばないと思う。それでアンダーパーはどんどん減っていくんじゃないかな、ティーイングエリアにもよると思うけど」。2016年「HEIWA・PGM選手権」以来、ツアー15勝目へまずは好位置を守りたい。(千葉県野田市/石井操)

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