星野陸也が単独トップ 選手会長・時松隆光が1打差2位に浮上
2020年 フジサンケイクラシック
期間:09/03〜09/06 場所:富士桜CC(山梨)
石川遼「ガッカリした」バックナイン スコア伸ばせず首位に5打差
◇国内男子◇フジサンケイクラシック 3日目(5日)◇富士桜カントリー倶楽部(山梨)◇7566yd(パー71)
3アンダー6位タイから出た石川遼は得意のバックナインでスコアを落とし、「71」と伸ばせず9位タイに後退した。単独首位の星野陸也とは5打差。「良いスタートを切れたが、18ホールは長い。簡単にはいかない」。流れを逸した10番での第1打を悔やんだ。
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1つ伸ばして迎えた後半の出だし、3Wでのティショットは左に曲がった。「左に出たのが思ったよりも飛んでしまった。力感が強く入った。バンカーの手前で止まるかと思ったけれど…」。ボールは不運にも木の根っこにはりつき、アンプレヤブルを宣言。4オン1パットのボギーにした。
ムービングデーのバーディが3つでは、好天の富士桜CCで頂上に立つのは難しい。再現性を高めるスイング改造は、実戦に出るとまだ失敗の連続。フェアウェイキープ率こそ「65」を出した前日の53.85%と変わらないが、忘れがたいミスもある。15番(パー5)の1Wショット。「思い切り振ったときに自分の悪いところが出るかなと思ったら、それがそそのまま出て、ガッカリした」と左へ流れるボールをにらんだ。
下部AbemaTVツアー出身者、予選会通過者らが多く出場した今大会。3日目終えて優勝経験のあるシード選手が上位にひしめく。簡単ではない逆転も視野に入れつつ、石川は「小手先で合わせて1日は結果が出るかも知れないが、(目指すのは)そういうことじゃない」と先を見据えた居残り練習にも身が入る。「立てたプランの通りにやっていく。バックナインがより楽しくなるように、前半に頑張りたい」。待望のツアー再開戦、このまま終わっては寂しい。(山梨県富士河口湖町/桂川洋一)