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時松隆光選手会長「難しい決断」で再開 外国人理事からのメールと感謝

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 事前情報(1日)◇富士桜カントリー倶楽部(山梨)◇7566yd(パー71)

時松隆光石川遼から選手会長の座を引き継いだのは、ことし1月下旬。今週は就任してから初めての公式戦になる。大会は会場に入場するすべての選手・関係者に事前のPCR検査を実施し、無観客で開催。「ロッカールームがなく、クラブハウスにもなるべく立ち入らないように、トイレのときだけ入るという雰囲気がある」。8カ月ぶりのシーズン再開戦は独特の空気のなかで行われる。

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「プロゴルファー、大会関係者の方々に職場をいただけるのはありがたい。感謝しかない気持ち」と主催者に感謝を述べつつ、ここまで来るのには複雑な思いもあった。賞金シード選手65人中31人の外国籍選手は、入国後の2週間隔離措置などの影響から全員が欠場した。

「日本への入国が緩和できていない状態で、なかなか再開できないということも理解している。選手会としても会議を通じて話し合ってきたが、主催者様の(開催したいという)お気持ちをムダにしてはいけないと思いました。難しい決断でした」と心境を明かした。

選手会の理事で、外国人選手との窓口になっているスンス・ハンらと連絡を取り、「(ツアー再開に)ご理解いただいて、『日本でやってもらって大丈夫です』とメールで返事をもらった」という。「申し訳ない気持ちもありますけど、スンス選手のやさしさにも感謝しています」。先が見通せない状況で今後処理すべき多くの問題を抱えながらも、リスタートできることをまずは喜んだ。

ひとりのプロとしては前週、福岡の3コースを回るツアー外競技「芥屋グループチャリティトーナメント」で発起人を務め、最終日に「64」をマークして優勝した。「悪い状態ではない」と自信をもって試合に臨める。日本ツアー屈指のモンスターコースを相手に、「バーディ合戦よりは、ガマンするホールもたくさんある」と苦戦を覚悟した。

プレーの観戦はテレビ放送に限られる。「男子プロの魅力は迫力にある。ドライバーの音や飛距離、林の中からのトラブルショットなどはやはり男子にしかできない技もある。球と曲げるボールのすごみとか、バックスピンでピンに寄ったりするようなプレーを見ていただけたら」と画面越しのファンに呼び掛けた。(山梨県富士河口湖町/桂川洋一)

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