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54ホールへの短縮は、石川遼に追い風となるのか!?

濃霧により、第3ラウンドが開始早々にサスペンデッドとなった「フジサンケイクラシック」。石川遼(15=杉並学院高)の名前が世界中に轟いた「マンシングウェアオープンKSBカップ」では、初日が強風により競技中止。石川が出場したこの2大会、同じような系譜を辿っているように見えるが、1つ決定的な違いがある。

「マンシング~」では最終日に36ホールをプレーし、最終的に72ホールで競技を成立させた一方、今週は54ホールへの短縮が決定。明日の最終日はこの日行われた第3ラウンドの残りから再開され、早々に優勝者が決定する。これは、最終日に放映されるテレビ中継に間に合わせる理由も一因にあるわけだが、この決定は、結果的に首位と3打差の好位置のままで最終ラウンドを迎えられる石川にとって大きな福音となったのかもしれない。

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もちろん、第3ラウンドにスコアを伸ばしてより上位に立つ可能性もあったが、石川本人も「今日はプロのスコアが伸びでいた。さすがはスコアが動く3日目だと思い、スタート前は初日、2日目よりも(他の選手の)スコアが気になっていた。3日目に順位が落ちていたと考えたら、良かったのかも」と話している。「『マンシング~』でも偶然に偶然が重なっていた。今はゴルフの調子も良いし、与えられた条件でどれだけ力を発揮できるのか楽しみ」と、自身の背中を押す追い風に乗り、再び快挙を遂げることができるか。

「君には何かがあるね」とは、初日、2日目に同伴した深堀圭一郎が石川に述べた言葉。54ホールへの短縮が石川にとって吉と出るか、凶と出るか。最終ラウンドが楽しみだ。

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